うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

ダービーって何だろう

競馬新聞や競馬記事などを見ていると妙にダービーというレースが特別なレースであるように思わせるようなものが多々あります。 実際、生産者や厩舎関係者、騎手などのコメントなどからもダービーというワードが聞かれることが多いと言わざるを得ないでしょう…

2021年JRA賞

2021年のJRA賞が発表されています。 既に様々な媒体にて報道はされていますが、筆者の所感も含めて改めて触れてみることにしましょう。 年度代表馬・最優秀3歳牡馬 エフフォーリア 皐月賞を圧勝し、断然人気に推されたダービーこそ僅かハナ差でシャ…

日本馬初、BC制覇達成

2021年、ブリーダーズカップフィリー&メアターフをラヴズオンリーユーが勝利、そしてその余韻も冷めない内にブリーダーズカップディスタフでマルシュロレーヌが見事に勝利を収めることになりました。 筆者の事で恐縮ですが、90年代にダビスタがきっか…

2021年 東京優駿予想

30日は東京競馬場にて東京優駿こと日本ダービーが行われます。 昨年はコントレイルが完璧なレース振りでサリオスを突き放して圧勝、皐月賞に続いてクラシック二冠を達成。 その後、菊花賞をも制してオルフェーヴル以来となるクラシック三冠馬に輝くことに…

2021年 天皇賞(春)予想

今年の天皇賞(春)は京都競馬場が改修工事中のため、阪神競馬場芝3200mで行われます。 阪神競馬場で天皇賞(春)が行われるのは1994年にビワハヤヒデが制した時以来27年振りとなります。 阪神競馬場芝3200mでは殆どレースが行われておらず…

2021年 皐月賞予想

今週は牡馬クラシック初戦となる皐月賞。 昨年の皐月賞でも当時無敗の戦績を誇ったコントレイルが同じく無敗で挑んだサリオスとの壮絶な叩き合いを制して優勝していますし、一昨年の皐月賞でもこれまた無敗で挑んだサートゥルナーリアが優勝。 先週の桜花賞…

2021年 桜花賞予想

先週の大阪杯はクラシックには無縁の道のりを歩んでいたレイパパレが並み居る強豪を一蹴して圧勝を収めました。 と、共に今更ながら感じさせられたディープインパクトの血の強さ。 終わってみれば1、3、4着はディープインパクト産駒で、2着のモズベッロ…

2021年 大阪杯予想

大阪杯、というと近年まで長年G2として行われてきた時代が長かったこともあってか、G1としては若干格下感が感じられていたところがあったのですが、今年は無敗でクラシック三冠を制したコントレイルとマイル以下の短距離G1を4勝している最強マイラー…

2021年 高松宮記念予想

28日、中京競馬場では高松宮記念が開催。 このレースでいよいよ春のG1シリーズが開幕を迎えます。 昨年はゴール前で手に汗握る激戦となり、1位入線となったクリノガウディーが他馬の進路を妨害したとして降着、僅かな差で2位入線のモズスーパーフレア…

2021年 チューリップ賞予想

先日の地震で被害が出ていた福島競馬場でしたが、4月の開催が中止となり、新潟競馬場に振り替えられることになったようです。 こうした事例は過去にもあり、10年前の東日本大震災時には皐月賞が東京競馬場で行われたり(勝ち馬はオルフェーヴル)、26年…

2021年 中山記念&阪急杯予想

先週のフェブラリーステークスで2021年のJRAG1が開幕。 芝戦線に於いてもいよいよ春のG1を意識させるようなレースが行われ出します。 中山競馬場のメインはG2中山記念。 ハイレベルなメンバーが出走する事でも知られるこのレース…なのですが、…

2021年 フェブラリーステークス回顧

2021年国内最初のG1フェブラリーステークスが行われました。 このレースを制したのは唯一の4歳馬カフェファラオでした。 では、早速このレースを振り返ってみましょう。 歴戦の古馬らしく著しく落ち着きを欠く馬はなく、概ね順調に各馬ゲートイン。 …

2021年 フェブラリーステークス予想

2021年最初のG1フェブラリーステークスが2月20日に行われます。 …と、言うと「川崎記念がもうやってるじゃないか」とのツッコミを受けかねないんですが、川崎記念は厳密にはJPN1であってG1ではありません。 仮に外国馬へと解放してみてもレイ…

2021年 共同通信杯予想

ちょっと間隔が空いてしまいましたね。 今週は東京競馬場では共同通信杯、阪神競馬場では京都記念(紛らわしいですが)が行われます。 ここでは近年は皐月賞へ向かう重要ステップとなっている共同通信杯の予想を行っていきます。 まあ、京都記念はG2ですが…

絶不調‼

新年を迎えてから大体、週に5レースくらいずつ馬券を購入しています。 実は… 全部外しています! 特段、大穴狙いをしているワケでもないですし、1番人気を買ったこともあります。 でもね、こんなことは『ある』もんなんですよ。 長年競馬をやっていればわ…

2020年産駒デビューの新種牡馬評価

ここでは2020年夏に初年度産駒をデビューさせた種牡馬達について触れていきます。 産駒の走りや自身のイメージなども含めた上で現時点での筆者の評価をダビスタ風に表してみました。 ドゥラメンテ 僅差ながらもフレッシュサイアーランキングトップを射止…

敵は何処に…

馬券というギャンブルに於いて『敵』とは何でしょう? 馬でしょうか? 騎手でしょうか? 調教師でしょうか? 私の見解ではありますが、馬券を買う上での『敵』とは馬券を買う他人であると思っています。 日本の競馬に於ける馬券というものは競馬主催者が発売…

2021年 東海ステークス予想

申し訳ありません、更新が途絶えていました。 で、24日は中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(長いレース名なのでAJCCなどと略されることが多いですが、本来はこの名称ですね)、中京競馬場では東海ステークスと2つのG2レースが行われます…

2021年 中山金杯予想

皆さま、あけましておめでとうございます。 紆余曲折ありながらも何とか無事に年を越すことが出来ました。 本年もお付き合いの程、宜しくお願いいたします。 と、挨拶はこのくらいにして新年は中山金杯からです。 尚、京都金杯は京都競馬場が改修中のため、…

2020年 BMSランキング

BMSとはブルードメアサイアーの略称で、日本語で分かりやすく言えば母の父ということになります。 血統について触れる際に父について触れることが少なくないですが、母の父は当該馬の血の4分の1を占めている以上、無視しては通れないものとなります。 …

2020年 2歳リーディングサイアーランキング

昨年はキズナ、エピファネイアがいきなり多数の産駒を活躍させてランキング上位へ食い込んでみせた2歳リーディング。今年もドゥラメンテ、モーリスと大きな期待を受ける種牡馬が初年度産駒をデビューさせてきています。 データはJRAーVANより提供され…

2020年 リーディングサイアーランキング

激動の2020年、日本の競馬界は開催の可否が常に問われる中で無観客開催などもありつつ、何とか無事に終了することになりました。 ここで本年の競馬界を支えてきたサイアー達のランキングを紹介します。 尚、データはJRAーVANより発表のものを使用…

2020年 有馬記念回顧

ちょっと遅くなってしまいましたが、有馬記念の回顧です。 ジャパンカップで世紀の対決を演じた3頭の姿はないものの、今年の中長距離戦線を代表する馬が多数出走してきたことで有馬記念として十分な水準の顔触れに。 結果、この1戦を制したのは人気のクロ…

2020年 有馬記念予想

この1年は正に新型コロナウイルスと共にあったと言っていいでしょう。 2月頃から日本国内でも感染者が次々と現れ出し、3月にはJRAを始めとする各競馬場では無観客開催となりました。 3月末のドバイミーティングではレース直前になって中止となり、ア…

2020年 ホープフルステークス予想

今週は土曜日にホープフルステークス、日曜日に有馬記念というダブルG1となります。 ちょっと早いのですが、今週は日曜日の有馬記念も控えていますのでホープフルステークスの予想に入りましょう。 連日のJRAのG1開催というのはかつてジャパンカップ…

2020年 朝日杯フューチュリティステークス予想

今週は先週の阪神ジュベナイルフィリーズに引き続いて長いレース名でも知られる朝日杯フューチュリティステークス。 ただ、年末のホープフルステークスがG1昇格したことで、有力馬が分散してしまった印象は拭えず、クラシック候補となるような馬の出走はあ…

2020年 香港国際競走予想

12月13日は阪神ジュベナイルフィリーズ…ですが、時をほぼ同じくして香港では香港国際競走が開催されます。 今年は新型コロナウイルスの蔓延で開催云々という危機はありましたが、幸いにも香港では現時点ではそれほど深刻な状況には陥ってはおらず、無事…

2020年 阪神ジュベナイルフィリーズ予想

このレース名になってもう久しいのですが、個人的には前の『阪神3歳牝馬ステークス』(当時は馬齢の数え方が今とは違っており、当時の3歳は今でいう2歳でした)という名称の方がしっくりくるところもあります。 90年代後半からJRAは明らかに国外からの…

ヨシオのG1連闘について

ヨシオが先日、ジャパンカップとチャンピオンズカップを連闘してきたことが一部で話題になりました。 この一件について私なりに触れてみることにします。 まず、ヨシオという馬について。 ヨハネスブルグを父に持つ7歳牡馬。 ここまで70戦6勝の戦績でオ…

2020年 チャンピオンズカップ回顧

ダートの頂上決戦、チャンピオンズカップ。 例年、レベルの高いレースが繰り広げられるこの一戦を制したのは4番人気チュウワウィザードでした。 1番人気に推されたクリソベリルは直線半ばで失速して4着に敗れています。 結果的には昨年の上位馬4頭が着順…