うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

レース回顧

2021年 フェブラリーステークス回顧

2021年国内最初のG1フェブラリーステークスが行われました。 このレースを制したのは唯一の4歳馬カフェファラオでした。 では、早速このレースを振り返ってみましょう。 歴戦の古馬らしく著しく落ち着きを欠く馬はなく、概ね順調に各馬ゲートイン。 …

2020年 有馬記念回顧

ちょっと遅くなってしまいましたが、有馬記念の回顧です。 ジャパンカップで世紀の対決を演じた3頭の姿はないものの、今年の中長距離戦線を代表する馬が多数出走してきたことで有馬記念として十分な水準の顔触れに。 結果、この1戦を制したのは人気のクロ…

2020年 チャンピオンズカップ回顧

ダートの頂上決戦、チャンピオンズカップ。 例年、レベルの高いレースが繰り広げられるこの一戦を制したのは4番人気チュウワウィザードでした。 1番人気に推されたクリソベリルは直線半ばで失速して4着に敗れています。 結果的には昨年の上位馬4頭が着順…

2020年 ジャパンカップ回顧

日本競馬史上初となる三冠馬が3頭の対決。 100年に1度とさえ言われた空前のビッグカードとなった2020年のジャパンカップ。 日本中の競馬ファンがこの世紀の対決に期待し、胸躍らせてきた中でレースは無事に行われました。 結果的にはファン達が望ん…

2020年 マイルチャンピオンシップ回顧

今週も非常にレベルの高いメンバーが出走することになったマイルチャンピオンシップ。 このレースを制したのはまたしても1番人気のグランアレグリアでした。 これで秋のJRAのG1はスプリンターズステークスの同馬に始まって6連勝となりましたね。 ハイ…

無敗のクラシック三冠馬コントレイル誕生

2020年10月25日、京都競馬場で菊花賞が開催。 このレースを制したのはコントレイルでした。 これでコントレイルは7戦7勝。 皐月賞、ダービーを制し、遂に菊花賞をも制覇。 シンボリルドルフ、父のディープインパクトに続き無敗でのクラシック三冠…

2020年 宝塚記念回顧

出張先の盛岡から先程帰ってきました。 少々遅くなりましたが、28日の宝塚記念の回顧をしていくことにしましょう。 降水で渋っていた馬場が回復しつつあった28日の午後、阪神競馬場を急に豪雨が襲いました。 雨が降っていた時間こそ長くはなかったものの…

2020年 安田記念回顧

G1優勝経験馬が10頭と近年でも稀に見る程の豪華メンバーで行われた安田記念。 このレースを制したのは単勝1.3倍の圧倒的1番人気アーモンドアイではなく、昨年の桜花賞馬グランアレグリアでした。 このレースを振り返るに当たって、触れないわけには…

2020年 日本ダービー回顧

無事、ダービーが終わりました。 無観客と言う異例のダービーを先頭で駆け抜けたのは単勝1.4倍という圧倒的な1番人気に推されたコントレイルでした。 これでコントレイルは5戦5勝、G1は早くも3勝目。 父のディープインパクト以来、15年振りとなる…

2020年 オークス回顧

注目は無敗で桜花賞を制したデアリングタクトの走りでしたが、終わってみればそのデアリングタクトがゴール前で粘るウインマリリンら先行勢をきっちり捉えて優勝。 牝馬クラシックを4戦無敗で完全制覇。 尚、牝馬クラシックを無敗で完全制覇したのは何と1…

2020年 ヴィクトリアマイル回顧

東京競馬場では上半期の最強古牝馬決定戦ヴィクトリアマイルが行われました。 有無を言わせぬ圧倒的な強さを見せつけ、アーモンドアイが楽勝。 誰もがその桁違いの強さはわかっていながらも、改めて眼前にその走りを見せられてしまうと今更ながらもその強さ…

2020年 NHKマイルカップ回顧

3歳マイル王決定戦、NHKマイルカップ。 このレースを制することになったのは人気薄のラウダシオンでした。 これによりリアルインパクトはエピファネイアに続いて初年度産駒からG1勝ち馬を出してきたことになります。 では、このレースを振り返ってみま…

2020年 天皇賞(春)回顧

毎週、薄氷を踏むような中で行われている中央競馬開催。 伝統の一戦、天皇賞(春)も何とか無事に行われました。 そんな天皇賞を制したのは昨年の覇者フィエールマンでした。 これでフィエールマンは3000m以上のG1のみで3勝目。 歴史に残る名ステイヤ…

2020年 皐月賞回顧

まずは無事にレースが終わって良かったな、と。 正直、1か月前には桜花賞、皐月賞の開催は難しいだろうと思っていました。 多くの人達の努力も少なからずあってか、各種スポーツイベントの殆どが中止を余儀なくされている中で、多少のJRA職員のコロナウ…

2020年 桜花賞回顧

最近、G1レースの回顧記事を執筆していませんでしたが、クラシック開幕戦ですし、桜花賞を振り返っていきたいと思います。 朝から雨が降り続いた阪神競馬場。 馬場は悪化し続けて、10レースの3勝クラス芝1200戦での勝ちタイムは1:09.9。 通常…

2019年 ホープフルステークス回顧

2019年の中央競馬開催のラストを飾る1戦、ホープフルステークス。 このレースを制したのは1番人気に推されたコントレイルでした。 では、この1戦を振り返ってみることにしましょう。 ホープフルステークス 総括 2歳馬のレースながらスタートで大きく…

2019年 有馬記念回顧

21日朝、まさかのインフルエンザ発覚…のため、返されてしまい、自宅で有馬記念を見ることに…。 そんなことはさておいて、今年の有馬記念はG1優勝経験馬が11頭と空前の豪華メンバーが勢揃い。しかも、当初は出走の予定がなかったアーモンドアイの参戦が…

2019年 朝日杯フューチュリティステークス回顧

今年の朝日杯フューチュリティステークス、先頭でゴールを駆け抜けたのは1番人気に推され、ムーア騎手を背にしたサリオスでした。 では、このレースを振り返ってみることにしましょう。 朝日杯フューチュリティステークス総括 スタート前、まだ2歳の各馬で…

2019年 マイルチャンピオンシップ回顧

好メンバーが集い、注目度の高いレースとなった今年のマイルチャンピオンシップでしたが、安田記念の覇者インディチャンプが1番人気に推されたダノンプレミアムをゴール前で差し切り、春秋マイルG1連覇を達成しました。 レース総括 大きく出遅れた馬はな…

コントレイル、衝撃の東スポ杯

16日に行われた東京スポーツ杯2歳ステークス、僅か8頭立てと一見すると寂しい頭数でしたが、今後の活躍が期待される馬の名も複数見られ、今後を見据える意味でも注目の一戦となりました。 そんな東京スポーツ杯を圧巻の走りで制したのがコントレイルでし…

2019年 エリザベス女王杯回顧

アーモンドアイ、リスグラシュー、ディアドラと昨年以降目覚ましい活躍を見せた名牝達の名はない中で、次代の主役候補として無敗のオークス馬ラヴズオンリーユーに注目が集まるのは当然、といった状況で行われた今年のエリザベス女王杯。 この一戦を制したの…

2019年 天皇賞(秋)回顧

G1勝ち馬10頭が出走と言う近年でも稀に見る好メンバーで行われた天皇賞。 今年最大の注目度と言っても過言ではないこの1戦を制したのは断然の1番人気に推されたアーモンドアイでした。 では、この天皇賞について振り返ってみましょう。 天皇賞(秋)回顧 …

2019年 凱旋門賞回顧と共に

最強牝馬エネイブルの前人未踏の凱旋門賞3連覇への挑戦、日本から3頭のG1ホースの参戦もあり、注目度が高いものとなった今年の凱旋門賞。 実際、日本国内での馬券販売額も海外レースとしては史上2位の41億5597万9700円を記録しています。 そんな注目の1…

2019年 スプリンターズS回顧

ハイレベルな戦いが予想された今年のスプリンターズステークス。 このレースを制したのは2番人気のタワーオブロンドンでした。 当初の予想通り、モズスーパーフレアの高速逃げでレースを引っ張る展開の中、中団後方寄りに位置していたタワーオブロンドンが…

2019年 札幌記念回顧

最近は回顧記事を掲載していませんでしたが、今回は注目馬が多く出走したG2札幌記念ということでレース回顧を行っていきます。 結果から言うとこの夏最大の注目を集めた札幌記念、勝ったのは昨年の有馬記念馬ブラストワンピースでした。 豪華メンバーのこ…

2019年 宝塚記念回顧

一昨年の牡馬クラシック競走の勝ち馬3頭が勢ぞろいするなどなかなかの好メンバーが集った今回の宝塚記念。 このレースを制したのは紅一点のリスグラシューでした。 宝塚記念 レース総括 スタートで大きく出遅れた馬はなく、最内枠のキセキが逃げようとする…

2019年 安田記念回顧

結論から言うと不完全燃焼感の強いレースとなってしまった今年の安田記念、勝ったのはインディチャンプでした。 では、このレースの回顧を行っていきましょう。 レース回顧 スタートでアーモンドアイとダノンプレミアムが出遅れ気味の発馬。 その直後に大外1…

2019年 東京優駿(日本ダービー)回顧

戦前より3強の戦いとの評判だった今年のダービー。このレースを制したのは単勝93.1倍の人気薄ロジャーバローズでした。 個人的な話で恐縮ですが、予想記事で3強に◎、〇、▲を打ち、△評価としてロジャーバローズとクラージュゲリエの名を挙げておいて、馬券…

2019年 オークス回顧

桜花賞と並び牝馬G1としては最高の格を誇るオークス。 そんな今年のオークスをレースレコードで制したのはリアルスティールの全妹、ラヴズオンリーユーでした。 これでラヴズオンリーユーは4戦無敗。 また1頭、将来が楽しみになる馬が現れました。 まず、最…

2019年 ヴィクトリアマイル回顧

// まずこのレースの勝ちタイムが1:30.5。 問答無用の日本レコードがマークされたこのレース。 非常に早い時計が連発していた今の東京競馬場芝コースの馬場状態とアエロリットの強烈な逃げによって作り出されたラップは凄まじいものとなりました。 1000mの…