2018年 阪神ジュベナイルフィリーズ予想
どうも、ゆ~じ~です。
9日は阪神ジュベナイルフィリーズですね。
古くからのファンにはテンポイント、サッカーボーイらが走っていた印象もあるかもしれませんが、今ではすっかり2歳牝馬チャンピオン決定戦として定着しました。
かつての阪神競馬場はおにぎりを潰したような独特のコース形状から芝1600mでは外枠が不利なことでも有名なコースで、時計も掛かりやすく思わぬ伏兵馬の激走で波乱が見られたものですが、2006年にコース改修が行われて以降は直線も長くなり、実力馬が力を出しやすいフェアなコースとなったこともあり、人気馬の活躍が目立ち、その後のクラシックにも直結するレースとなっていますね。
前述したようにコース自体はフェアなものとなっており、内外の有利不利というものはそれほど強くないのですが、比較的外目の枠の方が好走しやすい傾向があります。
この秋のG1戦線では外国人騎手が圧倒的なまでの強さで勝ちまくっています。
ただ、今回は香港にC・ルメール、M・デムーロが行っているため、外国人騎手はベルスール騎乗のアヴドゥラ騎手とダノンファンタジー騎乗のC・デムーロ騎手の2人。
流れってものは確かにあったりもするんですが、今週はどうでしょうか。
日本人騎手にしてみれば絶対に意地を見せたい、負けられない!って気持ちは持っているでしょうね。
では予想に行きましょう。
◎ ダノンファンタジー
〇 メイショウショウブ
▲ クロノジェネシス
△ シェーングランツ
△ ジョディー
◎はダノンファンタジー。
前走ファンタジーステークスではレースのラスト1ハロンが11秒4のラップを記録している中で、末脚の鈍る気配さえ見せないままに先行勢を瞬く間に差し切っています。
相手が軽かったことは否めませんが、能力的に抜けていたという印象を与えました。
母はアルゼンチンでG1を2勝するなどして活躍していた馬でいわゆる主流血脈からは少し外れた血統の馬です。その母にディープインパクトを父に持つ配合となります。
余談ですが社台グループは異系の血統を入れるべく、こうした血統の南米の名牝を買ってくることが結構多いですよね。
姉2頭は下級条件ながら芝中距離に適性を見せていましたし、1400mよりはマイルの方が良さそうに見えます。
〇にしたのは前走デイリー杯2歳ステークスで果敢に前でレースを進めて2着に粘りこんでいたメイショウショウブを。
やや落ち着いたペースで上がりの競馬になって前有利であったことは確かですが、牡馬の素質馬達を相手に見せたしぶとさは評価できると感じます。
阪神は京都と比較してややパワーを要する馬場になりやすいですが、そのあたりもダイワメジャー産駒のこの馬にはプラスになると見ました。
因みにこの馬の曾祖母は93年の覇者ヒシアマゾンの姉ですね。
▲にはにクロノジェネシスを。
前走アイビーステークスでは上がり32秒5という冗談じみた末脚を繰り出し、後続に2馬身差をつける快勝でした。
確かにこの日の東京は非常に速いタイムが連発していましたし、相手にもそれほど実績を持つ馬はいませんでした。
に、してもこの勝ちっぷりは無視出来るものではないですね。
阪神芝マイルは直線も長く、重賞クラスのレースともなると鋭い末脚を持つ馬が強いですし、人気ではありますが、評価すべきかと思います。
この馬の祖母はフサイチエアデールの全妹ですので同馬を母に持つビーチサンバの姪に当たりますね。
△に人気の一角シェーングランツを。
アルテミスステークスでは後方からディープインパクト産駒らしい豪快な末脚を繰り出して見事な差し切り勝ちを見せました。
素晴らしい走りは見せましたが、母がスタセリタ。つまりソウルスターリングの半妹に当たる馬で、血統面からは必然的に人気になりやすくなってしまいます。
また、鮮烈な勝ちっぷりながら前走、前々走と展開も味方した側面はあるかと思いますが、こうした競馬は目につきやすいこともあってこちらも人気を集めやすい要素になる点を考慮して評価は△にとどめています。
ある程度、落ち着いた流れになった時にどれだけの脚を使えるかでしょうか。
△には人気薄のジョディーを。
2枠を引きましたし、ここでは前に行くことが予想されますね。
今回は若手の武藤騎手からベテランの四位騎手へと乗り換わりとなります。
血統的にダイワメジャー×モンズーンとパワーと持久力は優れていそうですが、その半面で早い上りのレースは向かないのかもしれませんね。
こちらは現在3戦3勝の期待馬レーツェルの半妹となりますね。
他の逃げ馬との兼ね合いにはなりますが、上手くペースを掴んでいければ上位を伺うチャンスもあるかと思います。
ウオッカの娘ということで人気にもなっているタニノミッションですが、馬格もしっかりありますし、兄姉も活躍しています。
そのウオッカ産駒の中でも関係者からは「最も出来が良い」とも言われているこの馬、初戦で非凡なスピードを発揮してその素質の一端を見せており、ここでもあっさり、ということもあって全く驚けないのですが、やはり人気になり過ぎているように感じます。
過剰人気だと感じる馬はあまり積極的に買いたいタチではないので、ここでは印からは外しました。