うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

ミカエル・ミシェル騎手、JRA受験へ

早くジャパンカップの回顧をアップしたいところなのですが、腰痛が酷くてパソコンを使える状況にないので、今回はスマホから別の話題を。


タイトルにもあるようにミカエル・ミシェル騎手が来日しての騎乗を視野に入れているようです。

ミカエル・ミシェルはフランスの女性騎手で、昨年は72勝を挙げ、フランスの女性騎手として最多勝記録を残しています。
彼女は現在24歳。
5年前にプロの騎手免許を取得し、ローカルの競馬場での騎乗が多かったのですが、フランスで2017年に女性騎手の減量制度が出来たことをきっかけに頭角を現し、一時はフランスのリーディングトップに立つ場面もあるなど、注目の若手騎手の1人として話題となっています。

ビジュアル的にも美人ということで、一部では「美人過ぎる女性騎手」と昨年あたりから話題になりつつありました。

そんなミカエル・ミシェルですが今夏に札幌競馬場で行われたワールドオールスタージョッキーズに参戦、スワーヴアラミスで1着になるなどの活躍を見せていました。


そんな彼女ですが、日本に対してかなりの好印象があったようで、ジャパンカップ観戦のために11月に再度来日。
その際にJRAの短期免許及び通年免許取得の意向を示しています。
準備に2年くらい掛けて試験に挑むというプランも語られており、既に日本語の勉強も始めており、クリストフ・ルメールについていた家庭教師をつけており、決してリップサービスではなく、本気で日本へ渡る意向を示しています。

短期免許取得に関してもJRAは非常に厳しい基準があるため、当地でトップクラスの成績を残さなくてはならず、決して容易なことではないため、NARの短期免許取得も含めて何とか日本で騎乗したいとのことでクリスチャン・デムーロやクリストフ・ルメールらから色々と話を聞くなどして情報を集めている模様です。

ミルコ・デムーロやジョアン・モレイラといった世界的な実績を持つ一流騎手ですら初回の受験では合格出来なかったJRAの通年騎手免許は非常に高く険しいハードルなのですが、彼女については並々ならぬ意欲を持っていることは勿論、かつてJRAの通年騎手免許試験を受験している騎手との交流も持っているようで、全く何の情報もないままに手探りで受験したデムーロの初回受験時とは状況は違うものと思います。

彼女がこのままその強い意思を持ち続けることが出来るようなら合格し、JRA騎手として来日する可能性は十分あるのではないかと見ています。


藤田菜七子の活躍もあり、日本にも女性騎手に対する2キロの減量制度が出来ました。
その藤田騎手は新潟のリーディングを獲得するなどの活躍を見せ、今年既に41勝を挙げています。
ミカエル・ミシェルが藤田騎手と同等以上の活躍を見せる可能性もなくはないでしょうね。


今後の同騎手の動向に注目が集まりますね。