2019年 ホープフルステークス予想
12月28日、今年の中央競馬を締めくくる最終開催日を飾るメインレースは2歳馬による芝2000mG1、ホープフルステークスです。
長年、中央競馬のラストを飾るビッグレースと言えば有馬記念でしたが、一昨年よりホープフルステークスがG1へと昇格し、今年で3回目となります。
皐月賞と同じ舞台で行われるこのレース、昨年はサートゥルナーリアが断然人気に応えて、ここを制してからぶっつけで皐月賞を制し、先日の有馬記念でも2着と力を示していますが、今年はどうでしょうか。
やはり注目は東京スポーツ杯2歳ステークスで驚異的な走りで後続を遥か彼方に引き離してレコード勝ちを収めたディープインパクト産駒コントレイルでしょう。
既にオープン勝ちを収めていた超良血馬ラインベックでさえ9馬身差と完膚なきまでに叩きのめされてしまっています。
私自身、20数年間競馬を見てきていますが、2000年にラジオたんぱ杯でアグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネが激戦を繰り広げた時と同等もしくはそれ以上のインパクトを感じたレースでした。
ただ、ここにアイビーステークスを圧勝してきたハーツクライ産駒ワーケア、同じく連勝でオープン勝ちを収めたオルフェーヴル産駒オーソリティとドリームジャーニー産駒ヴェルトライゼンデが参戦。
これらが人気を集めるであろうコントレイルにどう立ち向かっていくのか?
朝日杯以上とも思える程、大きな注目を集める一戦となりそうです。
では、ここからはレース予想へ行ってみましょう。
ホープフルステークス 予想
◎ コントレイル
〇 ワーケア
▲ ヴェルトライゼンデ
△ オーソリティ
えー、実に人気に忠実な印となってしまいました。
あまりこういった印を打つことはないんですが、結果的にこのような形になってしまいました。
勿論、これらのBOX馬券なんか買うとトリガミ濃厚なだけに買い方はポイントでしょうか。
◎ コントレイル
正直言うと、人気になるだろうという点も含めてこの馬は2、3番手評価にしたい思惑も浮かんだのですが、ちょっとモノが違い過ぎるように思われることからここはスケベ根性を出さずに素直に◎を打つことにしました。
2014年の馬場改修によりこの時期でも中山競馬場の芝コースは随分と荒れにくくなり、内目の馬場が有利になりやすい状況も続いています。
当初、騎手や厩舎サイドの見立てでは「マイラー」ではないかということでしたが、前走、決して遅いとは言えない流れで後続を大きく引き離した走りからは2000mは全く問題ないと見ます。
〇 ワーケア
サリオスと同じハーツクライ産駒の同馬ですが、ハーツクライ産駒は意外と?中山芝2000mで好成績を収めています。一昨年のこのレースでタイムフライヤーが勝ったのもまだ記憶にも新しいところでしょう。
前走では重馬場ながら33.1の上がりをマークしての圧勝劇を収めていますが、適性で言えばむしろ極限レベルの瞬発力は求められないこの中山芝2000mの方が前走より上であると見ています。
鞍上ルメール騎手もこの条件は非常に得意としていますし、死角らしい死角は少ないように思います。
▲ ヴェルトライゼンデ
比較的他場より層の厚くない小倉で勝ち上がり、萩ステークスでは先行抜け出しと渋い走りで連勝してきた同馬。ドリームジャーニー産駒は産駒数こそそれほど多くなく、サンプルとなるレースは多くないものの、同コースでは非常に好成績を残しています。
ドリームジャーニー自身も有馬記念を制しているようにこうした小回りコースでの適性は存分に感じさせます。また、半兄ワールドプレミアが先日の有馬記念で好走しているように血統的にもこの舞台への適性は高いものを持っていると見ます。
△ オーソリティ
印を打とうか迷った1頭。ヴェルトライゼンデのところでドリームジャーニーについて触れましたが、その全弟オルフェーヴルの産駒なのですが、同じ血統構成ながらオルフェーヴルはこのコースではソコソコ。全兄弟でも適性の違いがあるということでしょう。
勿論、前走このコースで完勝しているワケですから決して悪いということではありません。
オルフェーヴル産駒は父同様に非常に高い能力を持ちながら気性的なムラが大きく見せるパフォーマンスに差があり、時に驚く程の能力を示すこともあり、一応△評価です。
前述したようにこの4頭をBOX買いしていてはトリガミ濃厚となってしまうため、買い方がポイントになろうかと思います。
一応、4頭に印は打っていますが、上位3頭で十分ではないかと見ています。
尚、この日は全ての券種に於いて払戻率が一律で80%となります。
単勝、複勝は元々が80%なので変わりませんが、ワイド、馬連、馬単、3連複、3連単、WIN5はいずれも普段より払戻率が高くなります。
このレースだけに限ったことではありませんが、この日は3連単など高配当が狙いやすい券種でより高い配当になりやすいため、攻めてみても良いかもしれませんね。