うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2020年 京成杯予想

皐月賞と同じ舞台、距離で行われる京成杯

 

…なのですが、近い時期にホープフルステークスが強い存在感を示すようになった今、どうしてもこのレースは1勝クラスや2勝目を挙げたばかりでまだ賞金を稼いでいきたい立場の馬達が集まり、既に重賞戦線で実績を残してきた馬の出走はあまり見られなくなってしまいました。

 

そりゃ、クラシックを見据えるような素質を見せる馬達は中山の荒れた馬場はあまり走らせたくはないでしょうし、既に賞金を確保していることも多いですから、ホープフルステークスに出ないのならばきさらぎ賞共同通信杯などに向かうという選択にもなりそうですしね。

 

netkeibaの予想オッズでは新馬戦で圧巻の逃げ切りを見せた牝馬スカイグルーヴが人気になりそうです。

 

では予想へと行ってみましょう。

 

京成杯 予想

◎ ディアスティマ

〇 ロールオブサンダー

 

おいおい、印打ったのたったの2頭だけかよ!

という声が聞こえてきそうです(笑)

 

◎を打ったのはディアスティマ。

ディープインパクト産駒=非力、というイメージは少なからず一般に認知されているかと思われますが、実はそこまで極端に非力でもないと見ています。

この馬は母父のストリートセンスの影響からなのかディープ産駒っぽい強烈な斬れを武器にするというよりは比較的持続性の高い脚を使うタイプに思われます。

2014年の馬場改修以降、中山芝コースではそれ以前より馬場は悪化しにくくなっていますから十分にディープ産駒がスピードを生かすことは出来ると見ます。

〇にしたのはエピファネイア産駒のロールオブサンダー。

唯一の重賞実績を持つ馬となりますが、エピファネイア産駒らしいパワーを感じさせる走りを見せる馬ですね。今更…ですが、ロベルト系はパワーとスピードの持続力に優れており、晩秋から冬季に掛けてのタフさが求められるレースで活躍する傾向が見られます。前走はオーバーペース気味に逃げての敗戦ですから、上手く折り合いが付けられるという条件は付きますが、好枠も引いていますし、十分に勝負になるだけの力量はあると見ます。

 

人気になるだろうスカイグルーヴですが、初戦のド派手な勝ちっぷり、祖母にアドマイヤグルーヴを持つ良血ということなどもあり、人気になる要素満点です。

が、エピファネイア産駒は自身と同じく前進気勢が強く、折り合いを付けるのに苦労しやすく、キャリアもまだ1戦、加えてパワー面で不利になりやすい小柄な牝馬、と不安要素も少なからずあり、ここは危険な人気馬と判断して消しています。