2020年 マーメイドステークス予想
いよいよ梅雨の季節が到来。
各地、暑さと雨の日が続くことになりそうです。
…もっとも、このブログは「札幌」と銘打っているように筆者は札幌在住ということで、梅雨には直接関係のない地域に住んでいるのではあるんですが。
とは言え、競馬を予想する上で降水と言うファクターを無視するわけにはいきませんね。
で、マーメイドステークス。
JRAより発表されている金曜正午時点での芝馬場の状態は稍重。
含水率は約11%と発表されています。
水曜日から木曜日に掛けて25ミリ程の降水があり、金曜も多少ながらも降水があったこともあり、多少馬場状態は渋っているようです。
土曜日、日曜日も天候は1日を通して雨が降る時間が多くなると見られており、マーメイドステークスが行われる日曜日の午後はパンパンの良馬場になる見込みは殆どないと見られています。
では、予想へと行ってみましょう。
マーメイドステークス 予想
◎ リープフラウミルヒ
○ リュヌルージュ
▲ サトノワルキューレ
△ レイホーロマンス
△ フィリアプーラ
◎にはリープフラウミルヒを。
キャリアを重ねるに連れて着実に力を付けてきた同馬。前走では重賞初挑戦ながら僅差の2着と健闘を見せてオープン入りを果たしています。ただ、その前走についても決してベストの条件ではなかったように思います。ステイゴールド×クロフネと如何にもパワーに長けたイメージが持たれる血統だけにある程度人気を集めてしまうでしょうが、それでも十分に戦えるだけの力を付けていると見ての◎とします。
○にはリュヌルージュを。
前々走の中山牝馬ステークスでは不良馬場の中で先行して2着に粘り込みました。
瞬発力に不安がある馬だけに渋った馬場は少なからずプラスになると見ています。
また、ある程度前々で進めていきたい馬だけに内枠は悪くないと見ます。積極的な競馬でチャンスを見出してもらいたいところ。
▲には近走は冴えない競馬が続いているサトノワルキューレを。
前走後、一旦立て直しを図るために短期休養。惨敗は続いているものの馬体は3歳時より明らかに成長を見せてきています。精神的な部分での凡走であるならここも厳しいのですが、肉体的には悪くない状態であると見ています。
△に2頭。
まずは大外枠を引いたレイホーロマンス。
パワーと持続力には定評のあるハービンジャー産駒。馬場が渋って上がりが掛かる方が持ち味を生かしやすい馬で35秒程度の上がりになるようだと浮上してくると見ます。
高速馬場だった前走はむしろ人気を落とすための撒き餌になってくれることを期待したいですね。52キロの斤量ならば。
もう1頭はフィリアプーラを。
こちらもハービンジャーの産駒。
こちらもこれまでの走りからも多少上がりが掛かるようなレースの方が適性は高いものと見ます。前走よりも明らかにここの方が適性も高いと見ており、展開次第でチャンスはあろうかと思います。
netkeibaの予想オッズで1番人気が想定されているセンテリュオですが、ちょっと人気になり過ぎのように感じられ、ここは切っています。
昨年のこのレースでは54キロを背負って4着。その後にエリザベス女王杯での4着があり、ハンデと人気を背負った印象ですが、今回はエリザベス女王杯とは違った適性が求められると見ており、ここは美味しくないと見ています。
同じく予想オッズで2番人気が想定されているのはエアジーン。
血方を付けつつ勝ち上がってきた3勝馬。前述しているハービンジャーの産駒ですね。
条件馬で重賞実績もないことからハンデも52キロと軽量。十分に勝負になるだけの条件は揃っていると思います。
マーメイドステークスと言えば個人的に思い出されるのは23年前。
前年のオークス馬エアグルーヴが秋華賞以来の休み明けで出走。後に年度代表馬に輝く活躍を見せることになり、その産駒達も競馬史に名を残す活躍を見せることになるのですが、そのエアグルーヴに必死に食らいつき2着となったのがノーザンテーストの末期の活躍馬でもあるシングライクトーク。
条件戦から連戦連勝で勝ち上がり、エプソムカップを挟んで挑んだこの一戦で稀代の名牝を相手に好勝負を繰り広げていました。
後続の馬は遥か5馬身以上離されてのマッチレースの様相でした。
余談ですが、シングライクトークはその後繁殖入りして堅実に走る産駒を多数出してくることになります。産駒や孫たちは中央競馬で32勝を挙げており、地味ながら隠れた名繁殖牝馬となっています。
娘のシングライクバードはフローラステークスなどを制したシングウィズジョイを出していますね。