うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

何故、岩手はコロナ感染がないのだ?

先日、出張していて宝塚記念の回顧記事のアップが月曜日になりました。

なるべく回顧記事はレース当日にアップ出来るようにしていたのですが、出張にはパソコンを持参しなかったこともあり、掲載を翌日にしたのでした。

 

その出張先こそ、いまだに唯一コロナウイルス感染者が0を維持し続ける岩手県でした。

 

感染者が出続けている北海道、それも札幌から岩手に行く…という行為には不快感を覚えられる方もいらっしゃるかもしれませんね…。

もちろん、遊びなどで行ったわけではなく仕事で行ってきたのではありますが…。

 

その業務が専門性を求められる内容でもあり、他に出来得る社員があまりいなかったということでご理解頂けたら…と、思います。

 

で、2月からコロナ感染者が続出してきた北海道から感染者0を維持し続ける岩手県ではどういった違いが感じられたのか、筆者の素直な感想などを述べてみようかと思います。

 

まず、岩手県は北海道よりもコロナ感染に対する意識が他県以上に強いのではないかというイメージを持っていました。

 

しかし、実際に岩手に行ってみて感じられたのは『そうでもない』ということ。

 

はっきり言ってマスク着用率は札幌より低かったように感じられました。

 

2月後半に札幌から帯広へと出張へと出向いた時の方が人々や企業の感染対策意識は高かったと感じられました。

マスク着用率は1つの目安にもなるかと思いますが、はっきり言うと当時の札幌や帯広の方がマスクの着用率は高かったように思います。

2月後半には既にマスクがなかなか手に入りにくい時期になっていましたが、当時より簡単にマスクを手に入れられる今の岩手の方がマスクの着用率は低いというのはある意味意外なものでした。

 

思えば、3月にも宮城や山形にも仕事で出向いていたのですが、これらの地域でも同様の印象を受けました。

新千歳空港ではマスクをしていない人など殆どいなかったのですが、仙台市内では夜間酔っ払った人々がマスクもしないでうろついている姿を幾度も目にしました。

その当時、仙台市内のマスク着用率は半数程度だったように感じられました。

 

宿泊したホテルなども様子に違いがありました。

2月の帯広市での宿泊時では既にホテルでの朝食は普段のビュッフェスタイルから個別のものが用意され、他社との接触を最低限にさせようという意識が強く感じられたのですが、今回宿泊した盛岡市のホテルでは食事前にアルコール除菌をしただけで他は至って普通のビュッフェスタイルでした。

 

 

感染者が今でも続出している札幌市から東北に行っておいて偉そうなことは言いにくいのではあるのですが、私の感じた正直な感想としては、

 

『ナメてんじゃない?』

 

って、こと。

勿論、意識の高さは人それぞれで、あまり一緒くたにすべきではないのかもしれませんが、全体感としては岩手県を含む東北地域の人々の危機意識は低いと感じられました。

 

何故、東北地域でこれほどまでにコロナ感染者が出ていないのは正直わかりかねるのですが、感染者が少ないからとナメてしまうのはやはり良くないかと。

 

人それぞれに立場や環境の違いというものがありますから、中には十分に対策を行うのは難しい人もいるのかもしれませんが、1人1人が出来る事はやっていくことが大切なんじゃないでしょうか。

 

 

このブログを読んでくれている方など微々たるもので、その影響力などないに等しいかもしれませんが、ほんの僅かでも思いが伝えられればいいなと願います。

 

この危機的状況を無事に乗り越えられる方が少しでも多くなりますように…。