うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2020年 プロキオンステークス予想

12日の阪神競馬場のメインはダートの短距離重賞プロキオンステークス

ダート路線は距離体系が偏っており、その殆どが中距離となっています。

故に短距離路線はオープン特別(リステッド競走を含む)は多いものの、重賞はかなり少なく、JRAの1400m以下のダート重賞はこのプロキオンステークス、年末のカペラステークス、冬の根岸ステークスの3競走だけとなっています。

 

地方競馬統一重賞となるとJBCスプリントを筆頭にクラスターカップ東京スプリント黒船賞さきたま杯東京盃などそこそこあるのではあります。

 

ただ、地方競馬の場合はJRAの出走頭数も制限されていますし、賞金額もその殆どがJRAのG3戦に大きく及ばないという事情もあり、このプロキオンステークスに於いては比較的レベルの高い顔触れが揃うことが多くなっています。

 

今年のメンバーを見てみると南部杯を制しているサンライズノヴァやJBCレディスクラシックを制したヤマニンアンプリメを筆頭にサクセスエナジーエアスピネル、ラプタス、デュープロセス、カフジテイクなど数々の重賞勝ち馬がここへと出走してきました。

 

ぶっちゃけこのレース、G1は流石にどうかと思いますが、G2でいいんじゃないかと思います。

 

現時点(11日22時46分時点)での1番人気はダート戦10戦9連対を誇るレッドルゼルで単勝3.8倍。

重賞では未勝利の同馬ですが、重賞3勝の実績を持ち、このレースでも人気を集めているサクセスエナジーを負かしたこともあり、底を見せぬ能力が評価されているようです。

 

ただ、前述したように重賞でも実績を残している馬が多数見受けられるこのレース、高いパフォーマンスを示さずに勝つことはまず不可能に近いだけに各馬の調子や展開の見極めが重要になりそうですね。

 

では、レースの予想へと行きましょう。

 

プロキオンステークス 予想

◎ トップウイナー

○ サンライズノヴァ

▲ レッドルゼル

△ サクセスエナジー

 

◎にはトップウイナーを。

2勝クラス勝ちから破竹の3連勝。特に前走は3勝クラス勝ちからの連闘でミッキーワイルドを破っており、調子の良さが見て取れます。これが体重を絞った影響なのか地力が強化されてきたのかはわかりかねるところですが、今の同馬ならば重賞クラスのレースでも十分に通用する水準にあると見ます。

 

○にはサンライズノヴァ

1400~1600mでは安定してかなりの末脚を繰り出してくる同馬。ある程度ペースが流れる可能性は高いだけにここは無視出来ないと見ます。ただ、本質的に阪神のダートはそれほど向いてはいないと見ており、ここは○評価までに。

 

▲にレッドルゼル、△にサクセスエナジーまで。