うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2020年 エルムステークス予想

今週の札幌競馬場のメインはダート1700mで行われるエルムステークス

ローカルG3ではありますが、なかなかのメンバーとなりました。

 

ホープフルステークス勝利以降不振に陥っていたタイムフライヤーでしたが、ダートに活路を見出して1年、前走のマリーンステークスを圧勝してここでは1番人気に推されそうな状況です。

芝長距離のイメージが強いハーツクライ産駒ですが、意外とダート戦で力を見せる馬も少なくなく、本場アメリカでもヨシダがG1を制していますね。

タイムフライヤーの母の父はブライアンズタイム。ダートでも数々の活躍馬を出していることでも有名な種牡馬ですし、そもそも母のタイムトラベリングはダート戦で大活躍を見せたタイムパラドックスの全妹でもあり、タイムフライヤーがダートをこなす血統的な裏付けは十分にあったわけです。

ここで3年振りの重賞制覇は成るのでしょうか?

 

気になる札幌の天候ですが、金曜日に多少の降水はありましたが、量は少なく馬場に大きな影響を与えることはないと見て良いでしょう。

恐らくは良馬場で行われると見ていいでしょう。

 

では、予想へ行ってみましょう。

 

エルムステークス 予想

◎ ハイランドピーク

○ サトノティターン

▲ リアンヴェリテ

△ ロードゴラッソ

 

ここは人気の馬達には少なからず死角があるように感じられますので、あえて穴っぽい馬達に評価をしています。

まずタイムフライヤーですが、前走の走りは確かに素晴らしいものでしたが、同馬は札幌より函館向きかと見ています。札幌のダート1700の外枠はあまり有利でもないですし、ここは人気過剰になりやすいと見ています。

ウェスタールンドは実力自体は十分に高いのですが、ここは仕上がり途上のように感じます。また、ある程度流れてこその馬だと見ているので軽視します。

エアスピネルは1年ぶりの前走でいきなりの激走で期待が高まっていますが、余程の力量なくしては続けての好走は難しいと見ています。

 

◎は一昨年にこのレースで優勝、昨年のこのレースで2着しているハイランドピークを。

適性の高さは疑いようのないところですし、昨年は厳しいペースの中で中団からしぶとい脚を見せています。今年は昨年より1キロ軽い斤量となりますし、十分に勝負になろうかと思います。

○に580キロの馬体を誇る巨漢馬サトノティターンを。

昨年のこのレースでは後方から良く伸びて3着。先行力はあまりないだけに内枠はそれほどプラスではないかとも思いますが、前がある程度流れればチャンスはあろうかと思います。

▲にリアンヴェリテを。

この馬も昨年の出走馬。昨年は厳しいハイペースの中で2番手につけながら5着に粘り込んでいます。メンバー的には昨年ほど激しい流れにならない公算が強く、ここは▲に。

△にはロードゴラッソを。

札幌への適性は未知数なところはありますが、状態は良さそうで重賞2勝の実績からも能力的には十分に通用する水準にあろうかと見ています。