2020年 香港国際競走予想
12月13日は阪神ジュベナイルフィリーズ…ですが、時をほぼ同じくして香港では香港国際競走が開催されます。
今年は新型コロナウイルスの蔓延で開催云々という危機はありましたが、幸いにも香港では現時点ではそれほど深刻な状況には陥ってはおらず、無事に開催に漕ぎ着けています。
ただ、例年と比較すると欧州からの遠征馬は少なめとなっていて、出走馬の中心は地元香港勢となっています。
日本からはスプリントにダノンスマッシュ、タワーオブロンドンの日本のスプリント界を代表する2頭が、マイルには昨年の覇者で先日のマイルチャンピオンシップでも力走を見せたアドマイヤマーズが、メインのカップにはダノンプレミアム、ノームコア、ウインブライトのG1勝ち馬3頭が出走する予定となっています。
今のコロナ情勢を考えれば5頭が出走するのはむしろ積極的な遠征だと言ってもいいかもしれませんね。
ここでは簡単ながらJRAで馬券を発売する3レースについて予想していこうと思います。
香港スプリント
阪神ジュベナイルフィリーズとほぼ時を同じくして発走となるスプリント。
日本2騎VS香港勢の戦いとなります。
◎ ホットキングプローン
○ コンピューターパッチ
▲ クラシックレジェンド
ここは地元香港勢が優位と見ます。
これまでの長い歴史の中で日本からも数々の実力馬が参戦してるこのレースですが、勝ち負けになったのはロードカナロアただ1頭。
高い適性と能力無くしてはそうそう通用しないと見るのが妥当。
日本では少なからず日本馬の馬券が売れる以上、過剰人気になるとみてバッサリ切ります。
昨年はアドマイヤマーズが勝利したこのレース、今年は同馬がディフェンディングチャンピオンとして挑みます。
◎ ワイクク
○ アドマイヤマーズ
▲ オーダーオブオーストラリア
△ ゴールデンシックスティ
昨年の2着馬ワイククに◎を。
昨年の覇者アドマイヤマーズは〇に。
この2頭の力量にはそう差はないのではないかという見解です。
ただ、アドマイヤマーズはどうしても人気を集めやすいこと、大外枠を引いてしまったことでこの評価となっています。
軸向きなのはアドマイヤマーズでしょうか。
▲にはブリーダーズカップマイルの覇者オーダーオブオーストラリアを。
△に連勝中の香港ダービー馬ゴールデンシックスティを。
香港カップ
◎ マジカル
○ ダノンプレミアム
▲ ノームコア
△ フローレ
ここは日本馬VSマジカルの対決と見ます。
◎に女傑マジカルを。前走のブリーダーズカップターフでも敗れはしながらもしっかり2着確保。この2年間の間に4着以下に沈んだのは5着に敗れた昨年の凱旋門賞だけの堅実振り。日本馬3騎はいずれも相応の実力馬ですが、こちらは世界でも最強クラスの実力馬。容易に崩れはしないと見ます。
〇に天皇賞で見せ場を作ったダノンプレミアムを。
芝2000mでは日本国内に於いては依然トップクラスの能力。
仕上がり次第の面はありますが、能力は通用するものと見ます。
▲にノームコアを。
札幌記念での走りや昨年の香港マイルを見る限り、シャティンの馬場への適性は少なからず持っていると見ます。
△には地元香港で連勝中のフローレを。