うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

ヴェゼルを買った

すみません、前置きしておきますが「競馬特化ブログ」とか言ってるんですが、今回は競馬は何の関連もありません。

そのつもりでいらした方はごめんなさい。

 

きっかけ

先週のこと。

私はトヨタ、ヴァンガードに乗っているのですが、そのヴァンガードの定期点検のために長年お世話になっているディーラーさんへと足を運んだのでした。

混みあっている日に無理を言ってお願いしたこともあって、長時間待たなくてはならなかったのですが、その際にディーラーさんより軽く車の買い替えを提案されたのでした。

乗っているヴァンガードは走行距離こそ68000キロ程度と年式の割にはそれほど多くはないものの、新車で購入してから既に10年を経過していたこともあり、そうした提案があったのでしょう。

 

当初、もう何年か乗り続けるつもりでいたのですが、ただ待っているのも暇なので、どのくらいの値段で買えるのか簡単に見積もりを出してもらうことに。

 

出してもらったのは、

C-HR LEDパッケージ 1.2L 4WD

車両本体価格 2,564,160円(寒冷地仕様)

メーカーオプション 472,738円

諸経費 230,483円

総額 3,267,381円

 

ここから車体本体、オプションからの値引きが30万。

ヴァンガードの下取りが50万円。

支払い総額が246万円というものでした。

 

C-HRと言えばハイブリッド車のイメージが強いのですが、希望するのは4WDであり、4WDのハイブリッドは設定になかったため、ガソリン車にて見積もりを作ってもらっています。

 

その見積もりを貰って帰宅。

そこから色々と考えることになりました。

まずヴァンガードが「意外に値段がつきそう」ということ。

さらに前に乗っていたのは2代目のRAV4だったのですが、9年目の車検を前に買い替える際に付いた下取り価格は約30万円でした。

その時より20万円高いものでした。

そして、今乗っているヴァンガードの燃費が悪いこと。

普段は長い距離を乗ることが少ないこともあって、現在の燃費はリッター当たり僅か5キロそこそこ。

また、10年を経過しているため、今後も乗り続けるにはブレーキパッドやタイヤなどの消耗パーツなどの交換なども必要になることが多くなることが想定されました。

 

そこで夫婦二人で話し合った中で、買い替えも含めて検討することにしました。

 

ホンダへ

かねてから購入するなら、と意識していたのは前述のトヨタ、C-HRとホンダのヴェゼル。

サイズ的にはどちらも今のヴァンガードよりは少し小さくなるのですが、燃費では優れています。

新車の購入に当たってはディーラー間で勝負させるというのは昔からの定番パターンとなりますが、この両車種はお互いのディーラーが意識するライバル車でもありますし、それほど時間も取れない都合もあり、この2車種を対決させて値引きを引き出すことにしました。

翌日も休みだったことから、早速ホンダのディーラーへと足を運びました。

 

駐車場に入るや店から飛び出してきたのは俳優の小手伸也風の営業マン。

ドラマ「コンフィデンスマン」で小手伸也が演じる「五十嵐」が私と妻の間での彼のニックネームになりました(笑)

熱く語る五十嵐に経緯を話して出してもらった見積もりが以下の通りです。

 

ヴェゼル ハイブリッドXセンシング 1.5Ⅼ 4WD

車両本体価格 2,792,800円(寒冷地仕様・プラチナホワイトパール)

メーカーオプション 483,494円

諸経費 154,946円

総額 3,431,240円

 

ここから車両本体、オプションからの値引きが27万円。

下取りのヴァンガードがトヨタと同じ50万円。

支払い総額が266万円というものでした。

 雑誌やネットの値引き相場を予め調べておきましたが、ヴェゼルの値引きは車体、オプション合わせて20万強といったところが大体の目安らしかったのですが、五十嵐はいきなりその水準を超えた数字を提示してきました。

必死に即決を迫る五十嵐でしたが、そんな簡単に決めるわけもなく一旦退店。

 

車買取店へ

ホンダに行く前にネットでの車買取店の一括査定を申し込んでいたのですが、各社とも実際に行くから査定させてくれと言うばかりであまり具体的な買取価格を提示してこないため、実際に何社かに直接行くことにしました。

 

最初に行ったのは大手のガリバー。

そこで出された買取価格は58万円。

この価格では即決は出来ないことを伝えるとガリバーフリマでの出品を強く勧めてきました。

メルカリなどのように売れた際に一定額の手数料をガリバーに支払い、その仲介をガリバーが行うというものでした。

上手く売れれば普通に買取店に出すよりも高額で売れる可能性も十分にあり、断る理由も特になかったことから出品することに。

ガリバーでのヴェゼル、C-HRの購入も出来るとのことですが、ホンダの見積額を伝えるとあっさり断念、白旗を挙げました。

担当営業マン曰く、「これ、めっちゃ安い、買った方がいいですよ!」とのこと。

 

続いて行ったのは、大手ではないながら札幌市内でも高い買取価格を出すという評判も聞かれたとある会社。

元ヤン風の営業スタッフに査定を依頼したのですが、ガリバーの提示した58万円には及ばないとの説明があり、こちらはあっさり白旗。

全く対抗しようという気も感じられず、査定額には差があった様子です。

 

続いて訪問したのは大手買取店のビッグモーター。

出迎えた女性スタッフに状況を説明して査定を依頼。

この場でははっきりとした査定額の提示はなかったのですが、こちらは簡単に引き下がるつもりはないらしく、他の店の査定額に対して対抗してみるということで後日改めて連絡をよこすとのこと。

 

最後にこちらも大手のカーセブンに訪問。

若く感じの良い男性営業スタッフに他と同様に査定を依頼。

こちらではディーラー側の提示してきている50万円にも届かないということで、こちらもあっさりと白旗を挙げてしまいました。

非常に好感を持てる接客をしてもらったのですが、流石に金額的に勝負にならないためにここも諦めることになりました。

 

トヨタへ再訪

20年近い付き合いのあるトヨタディーラーへ再度、訪問しました。

ここでホンダとのやり取りや提示条件を示した上で、C-HRの値引きアップを要求しました。

 

見積もり内容は前回と同じ装備、グレードで。

 

ここで出てきたのが以下の値引き内容。

総額 3,267,381円

車両本体、オプション値引き 303,511円

下取り 633,870円

支払い総額 2,330,000円

 

本体、オプションの値引き額は殆ど変わらなかったものの、ここに来て下取りのヴァンガードが大幅アップ。

断トツの最高価格をつけてくれたことで支払い総額が約93万円ダウンとなりました。

車体本体からの値引きは厳しかったらしく、下取り価格で無理をしてきた印象でした。

 

一般にディーラーの値引きと言うものは下取り車の価格を控えめにして、車体、オプションから大きな値引きをしているように見せて割引感を出させるケースが多いものなのですが、これは逆のパターンでしたね。

 

五十嵐、勝負に出る

トヨタ側の提示条件をホンダに伝えたところ、私の不在時に妻に対して五十嵐が勝負を掛けてきました。

思えば、ホンダに行った際にも私よりも妻に対してのアピールが非常に強かった五十嵐。

ここで勝負を掛けて妻を落とそうとしたのかもしれませんね。

 

この交渉では私が事前に妻にいくつかのオプションなどの見直しをすることを伝えており、その条件で見積もってほしい、ということを伝えたのでした。

 

その上で五十嵐が提示してきたのは、

 

車両本体、オプションからの値引きが、28万円。

下取り車が65万円。

支払い総額93万円ダウンの数字。

もう明らかにトヨタを意識しまくりの数字です。

 

今日中に決めてくれれば、この値段で行きます!と何とか今日中に!と、トヨタに逃げられてしまわないよう必死に即決を迫ってきた五十嵐。

妻は後日の私の休日まで回答は出来ないと答えるも、五十嵐は私の帰宅後でもいいから訪問させてくれないかと懸命に食い下がってきました。

その強引な押しに対して妻は「だったらもういいかな~」と素っ気ない対応。

焦った五十嵐、急に後日でも同条件をキープすると言って引き下がったのでした。

 

その後、先日行ったビッグモーターにホンダで提示してきたヴァンガードの下取り価格65万円を伝え、「ホンダさんを上回ればいいんですね!」と対抗する姿勢を見せてくるも、あとで「すみません、ホンダさんに及びませんでした…」と白旗。

 

事前に下調べしていた情報ではディーラーより買取店の方が良い値段で売れるケースが多いとのことだったのですが、今回のケースではディーラー側がその上を行く価格を提示したことになりました。

 

契約へ

ここまでの過程を見ていった上で妻と2人、じっくり相談。

ヴェゼルを買おう、という結論に至りました。

値引きなどの条件に於いてはC-HRとヴェゼルはほぼ互角のものだったのですが、C-HRは4WDはハイブリッドがなかったこと(札幌に於いては冬期間は雪道で悪路になるため、4WDを選ぶ比率が他地域より大きく上回っています)、C-HRはスタイルは良いものの車内は広くなく、特に後部座席やラゲッジが狭く、視認性にもやや劣ることがヴェゼルを選ぶ決め手になりました。

 

約束していた日にホンダを訪問して最終交渉。

無事に来店してきたことでややホッとした表情の五十嵐がそこにいました。

 

そこから多少のオプションや仕様の変更もあったのですが、最終的には下記の条件となりました。

 

ヴェゼル ハイブリッドX 1.5L 4WD

車両本体価格 2,722,800円(寒冷地仕様・プラチナホワイトパール)

メーカーオプション 605,858円

諸経費 131,038円

総額 3,459,696円

車両本体・オプション値引き 296,196円

下取り価格 663,500円

 支払い総額 2,500,000円

 

前回より若干の値引きもあり、この条件に落ち着きました。

100%上手くできたとまでは思いませんが、限られた時間の中ではまずまずの交渉だったのかなと思います。