うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2019年 ラジオNIKKEI賞予想

かつて「残念ダービー」などとも言われていたこのレース、今では3歳重賞唯一のハンデ戦となったこともあり、ますます力関係の判断と取捨が難しくなっているように思います。

 

今回、重賞勝ち馬は1頭、毎日杯を制したランスオブプラーナだけですが、ヒシイグアス、ディキシーナイト、ブレイキングドーンらが参戦しており、レベル的には決して低くはないようです。

 

ハンデは重賞勝ち実績のあるランスオブプラーナが57キロでトップ。

オープン勝ち、G2での3着があるディキシーナイトが56キロで続いています。

最軽量は牝馬サヴォワールエメの51キロとなっています。

 

では、ここからは予想に行ってみます。

 

ラジオNIKKEI賞 予想

◎ ブレイキングドーン

〇 ギルマ

▲ マイネルサーパス

△ ヒシイグアス

 

◎ ブレイキングドーン

皐月賞11着、京都新聞杯6着とそれまでと比較してやや物足りない印象の走りを繰り返しているように見えますが、共に前有利の展開の中で後ろから行ったもので、着順の印象程は内容としては悪くはないと思われ、それまでの走りと合わせて十分に重賞で好勝負出来るだけの力量はあると見ます。

福島芝1800mのコースは直線も短い典型的なローカルコースではあるのですが、意外と差しが効く側面もあり、この馬としてはここが勝負所でもあると見ます。

調教でも良い動きは見せており、ここは最上位評価とします。

 

〇 ギルマ

勝ち上がりに半年、7戦を要しており、前走の500万下勝ちまでに9戦しているのですが、勝ちきれないながらもその内の8戦で3着以内に入っており、能力的には底は見せてはいない印象でここまで着実に力をつけてきています。

前走では決して得意ではないと思われる中山芝1800で出遅れながらも勝ち切っており、ここでは更なるパフォーマンスの向上もあると見て、人気薄ではありますが〇評価とします。

 

▲ マイネルサーパス

2歳時ではありますが、きんもくせい特別では今回出走のディキシーナイト、ダディーズマインドに加え、ダノンチェイサーをも下してレコード勝ち。

メンバー的には明らかに500万下のレベルではなかったこのレースは今回と同じ舞台。

やはり無視は出来ないでしょう。

復帰3戦目となり、上積みがあってもいいと思います。

 

△ ヒシイグアス

前走スプリングステークスでは5着に終わっていますが、その後に休養に入ったあたりを見ると16キロの馬体減の影響は少なからずあったかもしれませんね。

今回は調教ではこの馬としてはかなり動いてきているのですが、陣営からは重め残りとのことで負荷を掛けたという話も聞かれるだけに追い切り時計をそのまま信用しにくいところでもあります。

能力的には十分に勝ち負けに至るだけのものは持っているようには思いますが、ベストの状態にまでは至らないと見てここでは△の評価にします。

 

 

唯一の重賞勝ち馬であるランスオブプラーナですが、先手を取りたいこの馬としては大外15番枠はちょっと痛いところ。きさらぎ賞以降の3戦では比較的楽に先手を取れる枠だったことを踏まえると成績通りの評価はしにくいと判断して、ここでは印からは外しました。