うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2019年 チューリップ賞予想

今週はクラシックトライアルのG2が2つ行われますね。

2日は桜花賞トライアル、チューリップ賞、3日には皐月賞トライアル、弥生賞が行われます。

 

土曜日のメインレース、チューリップ賞には阪神ジュベナイルフィリーズを豪快な末脚で制したダノンファンタジーが出走してきます。

また、同レースで4着したシェーングランツもここに出走してきました。

この2頭に自己条件などで好勝負してきた馬達が挑むといった構図のレース。

舞台は本番の桜花賞と全く同じ阪神芝1600m。

阪神ジュベナイルフィリーズで上位に来ていた馬達を相手にここで勝負になるようならば本番の桜花賞でも十分に期待が掛けられるでしょうが、果たしてダノンファンタジーに上がり馬達は通用するのでしょうか?

逆に言えば他にグランアレグリアも控えていますから、ここで好勝負出来ないようなら桜花賞は厳しいとも言えそうです。

 

レース予想

◎ ノーブルスコア

〇 ダノンファンタジー

▲ ブランノワール

△ サムシングジャスト

△ シェーングランツ

 

◎にはノーブルスコアを。

桜花賞で滅法強いことでも知られるディープインパクトの産駒ですね。

枠も中ほどの良い位置を引いているのも好印象です。福永騎手はブランノワール、ドナウデルタの手綱も握っていましたが、その中で今回はこの馬に騎乗することになりましたが、追いきりでも2度に渡って騎乗しており、恐らく本人にもこの馬に対しては思うところがあるのではないかと見ています。

まだあまり強い調教をされてきていないあたり、まだまだ完成途上の印象ではありますが、それでもオープンで通用しているあたり資質は持っているように感じますね。

中団前目あたりで上手く流れに乗れればここでも通用していいんじゃないかと思います。

 

〇に2歳女王のダノンファンタジー

阪神ジュベナイルフィリーズで見せた走りは並のものではありませんでした。

その時に破ったクロノジェネシスとビーチサンバがクイーンカップでも強いレースを見せているように能力の高さは間違いないところ…なのですが、このレースはこの馬にとってはあくまで叩き台であり、是が非でも勝つことに拘らなくても良いのも事実です。

最内枠を引いていますし、今回は馬群の中から脚を測るような競馬が予想されますが、前走のように最後方に近い位置からでは脚を余す可能性も少なからずあるとも思います。

そう簡単に大敗などしないとは思いますが、絶対に勝ち切るとまでは言えないと思います。

 

▲にしたのはブランノワール

内目の枠も引いていますし、今回は比較的前目での競馬が予想されるこの馬、JRAデビューを果たす藤井勘一郎騎手を鞍上にここに挑んできました。

追い切りでは2週続けてアドマイヤリードに先着しているように非常にスピード感溢れる走りを見せる同馬ですが、血統や走りからはパワーも感じられ、単なるスピード馬というわけでもないように感じられます。

藤井騎手については一応「新人」ではありますが、世界各地で経験を重ねてきた騎手だけに重賞だからと言って舞い上がったりはしないものと思います。

もう10年以上も昔の話ですが、EZダービーで全くの同名を名付けた馬で皐月賞を勝たせてもらった身としては個人的にも応援したいところですね。

 

△に2頭。

まず、人気薄のサムシングジャスト

2歳秋に重賞で2戦して8、6着以来のレース。

ただ、阪神芝1600mでは実績のある血統を持っている同馬、今回は休み明けながらしっかりと乗り込んできています。

実績がなく、人気にはなりませんが、積極的に重賞に挑んでいるのもこの馬の素質を見込んでのことでしょうし、全くチャンスがないとは言えないんじゃないかと思います。

 

続いては人気のシェーングランツ

逆に実績に於いてはナンバー2の同馬、阪神ジュベナイルフィリーズ後に短期放牧には出さず、美浦でじっくりと乗り込んできての参戦となるのですが、賞金を持っているこの馬についてもここは必勝を期する場面ではないのも事実。

本番まではまだ期間もあり、まだ目一杯の仕上げでもないでしょう。

血統的な側面から人気になりやすい点もありますし、ここはあまり積極的に買いたい馬ではないのですが、地力があるだけに無視も出来ないでしょうから△に、といったところですね。

 

印をつけていない馬の中からはブリッツアウェイに着目しています。

あまり強い相手に戦っておらず、人気にはならないでしょうが、この条件でのディープインパクト産駒は侮れないですし、ジャイアンツコーズウェイの血を持っているのも悪くはないように思います。

以前より調教も動くようになっていますし、穴狙いなら面白いんじゃないかと見ています。