うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2019年 阪神ジュベナイルフィリーズ予想

どうも、ご無沙汰しておりました。

 

先週より腰痛が酷くなり、まともに動くことが出来なくなって会社にも行けない日々が続いていたのですが、ようやく回復してきて何とか活動を再開出来るようになりました。

 

まだ、痛みはあるのでこれまでのようにはいかないのですが、まずは今週のメインレース、阪神ジュベナイルフィリーズの予想は取り組んでいこうと思います。

 

 

で、このレースですがやはり人気はデビューからの2戦で共に圧倒的なポテンシャルを感じさせていたリアアメリアでしょう。

特に6月のデビュー戦では川田騎手が意図的に出遅れ気味のスタートを切らせて前に馬を見せる展開で馬にレースを覚えさせる形でしたが、直線では有無を言わせぬ程の手応えで全くの馬なりで追われることすらなく後続を引き離していったのには戦慄を覚えた方も少なくなかろうかと思います。

 

まるで昨年同時期のグランアレグリアを思い起こさせるようなここまでの軌跡を辿る同馬ですが、グランアレグリアのように敗れてしまうのか(もっともグランアレグリアはその後桜花賞を圧勝するのですが…)、人気に応えてここでも高いポテンシャルを見せるのか、注目の一戦となります。

 

 

阪神ジュベナイルフィリーズ 予想

◎ リアアメリア

〇 レシステンシア

▲ クラヴァシュドール

△ クリスティ

 

◎ リアアメリア

6月の早い時期にレースを覚えさせるような競馬を試み、桁外れの強さで圧勝。夏場は使わずにアルテミスステークスまで成長を促しながら待機し、20キロ増で出走したここも完勝。当初から明らかにG1に挑んでいくことを意識しての使い方でもあり、関係者達の評価、期待が並々ならぬことが窺い知れます。

昨年、朝日杯で断然人気で惜敗してしまったグランアレグリアは一本調子な面もあったのですが、血統的に見ると母系はアメリカンなスピードを感じさせる一方で、グランアレグリアよりオンオフの利く印象です。

外枠を引いていますから、今回も積極的に前に出していくというより前に馬を置いて折り合いをつけながら直線に向けて脚を溜めていきたいところでしょう。

 

〇 レシステンシア

デビューより1400m戦を連戦しており、マイルへの対応という点が鍵を握ってきそうですが、ダイワメジャー産駒はこの条件を得意としておりなかなかの好成績を残しています。母系の血統を見てみても決してスピードに偏ったものではなく、半兄のミッキーブラックも問題なく中距離に対応しています。マイルは戦えると見ます。

内の偶数枠を引いた今回、前目で競馬を進めたい同馬にとっては格好の位置と言えそうですし、2歳牝馬らしからぬ490キロ程の大きな馬体も好印象です。

 

▲ クラヴァシュドール

こちらも早くから少なからずG1を意識していると思わせるローテーション。ただ、牡馬に挑んだサウジアラビアロイヤルカップでは評判馬サリオスに届かず2着に敗れています。ただ、高速の馬場状態であったとは言え、マークした時計は勝ち馬と共に1:33を切るもの。同日の新馬戦を3秒以上も上回り、翌日の古馬2勝クラスをも超えるタイムだけに高い評価をせざるを得ないでしょう。

ただ、阪神マイルへの適性と言う点ではディープインパクト産駒やダイワメジャー産駒と比較するとやや見劣る印象もあり、ここは3番手評価とします。

 

△ クリスティ

新種牡馬キズナの産駒ですが、前走では大きく馬体の成長が見られると共にパフォーマンスも向上しています。陣営からは更なる成長が窺えるようなコメントも聞かれています。キズナ産駒はまだ出走数が少ないだけに適性が掴み切れていないのですが、血統的には阪神マイルは決して苦手ではないと見ています。

福永騎手はこの条件は好成績を収めていますし、上位進出があって可笑しくないと見ています。

 

 

 

△を打つ際に迷ったのがロータスランド。

外国産馬らしいスピードを感じさせている同馬。調教でも早い時計を難なく出しています。ただ、幾分スピードに寄ったタイプに思われるだけに直線の瞬発力勝負になった際の対応力を考えてクリスティに印を打つことにしました。

 

 

阪神競馬場のコース改修後、それまでと打って変わってクラシック戦線に直結することが多くなったこのレース、単に2歳女王決定戦であるだけでなく桜花賞、オークスを見据える意味でも重要度の高いレースだけに仕上がりの早さだけでなく資質自体の高さを見極められることが馬券にも繋がってくるかもしれませんね。