2019年 ヴィクトリアマイル予想
今のG1レースの中では比較的新しいレースでもあるヴィクトリアマイル。
…とは言え、2006年から既に13回行われ、レースとしての傾向も現れてきています。
斬れを身上とすることの多い牝馬戦だから…というわけでもないのかもしれませんが、全体にやや遅めの流れになることが少なくなく、レースの平均上がりタイムは34.45、勝ち馬の上がりは平均で33.64とある程度の瞬発力は求められるレースともなっていますね。
今年のメンバーを見てみると、かなり人気が分散していて非常に難解な状況となっていますね。
実績的に見るとラッキーライラック、ソウルスターリング、アエロリット、レッツゴードンキとG1馬も十分に顔を揃えてはいるのですが、その全てが前走で掲示板を外してしまっている状況だけに仕方ないのかもしれませんね。
ある程度の瞬発力が求められる、と前述していますがぶっちゃけ33秒半ばの上がりならば今の東京ならばほぼ全馬が可能な程度のタイムでもありますしね。
では、そんなヴィクトリアマイルの予想に行ってみます。
レース予想
◎ ラッキーライラック
〇 クロコスミア
▲ レッツゴードンキ
△ ミエノサクシード
△ プリモシーン
◎にはラッキーライラックを。
前走では8着と敗れましたがかなりのスローに加え、馬群が混みあったことで直線はまともに追えなかったものでそれほど問題視する必要はないと見ています。
中山記念ではマルターズアポジーをただ1頭追い掛けていっていながら最後までしぶとく粘り2着。その勝ち馬ウインブレイズが次走でクイーンエリザベス2世カップを制し、マイルチャンピオンシップを制したステルヴィオ、ドバイシーマクラシックでも3着と力を見せたスワーヴリチャードには先着したように改めて非凡な実力を示しました。
調教でも良い動きを見せており、秋華賞時とは出来は違うと見ます。
〇は穴人気ですがクロコスミアを。
マイルよりは長い距離で実績を残してきている馬ではありますが、実はステイゴールド産駒は意外と東京マイルは苦手ではありません。
瞬発力勝負ではやや分が悪い印象はあるものの、その一方で内枠を引き当ててスムーズに先行出来そうなのは魅力かと。
前走も着順の印象程負けているわけではないですし、人気もそれほどないので狙ってみようかと思います。
▲はレッツゴードンキ。
桜花賞を制したのも今は昔、それ以来4年間コンスタントにG1に挑み続けて何と17戦。
しかし、2着は5回と世代トップクラスの実力は見せてきました。
ヴィクトリアマイルにも既に3回挑んでいるのですが全て着外と相性は良くない同馬。
ただ、そうした馬だけに人気が伸びてきていないのも事実。
実力は確かですし、抑えまで。
△にミエノサクシードとプリモシーンを。
まずミエノサクシードですが、重賞勝ちはないもののなかなかの斬れを持っており、前走も出遅れながらもやや前目につけて鋭い脚を使って力を示しています。
人気はありませんでしたが、フロックではないと見ています。
力も確実につけてきており、枠順も悪くないかと思います。
プリモシーンは3歳夏の関屋記念で古馬を撃破していましたが、その資質の高さが前走でも垣間見える2着。出遅れながらも僅差の勝負に持ち込んでおり、ハンデを考慮すると最も強い競馬を見せたと言っていいかと思います。
秋華賞以外全て芝のマイル戦を使われているようにマイラーとしての資質は高いものを持っているように感じられます。
正直言って今回、飛び抜けた存在はいないのではないかと思います。
だけに、展開や各馬の体調などでどうにでもなるような印象です。