2021年 共同通信杯予想
ちょっと間隔が空いてしまいましたね。
今週は東京競馬場では共同通信杯、阪神競馬場では京都記念(紛らわしいですが)が行われます。
ここでは近年は皐月賞へ向かう重要ステップとなっている共同通信杯の予想を行っていきます。
まあ、京都記念はG2ですが、メンバーを見る限り大阪杯へのステップとしての意味合いはそれほど大きくはないようにも思えますので…。
で、共同通信杯ですが暮れの朝日杯で粘るグレナディアガーズを猛追して2着に入ったステラヴェローチェが人気の中心になりそうです。
では、予想へと。
◎ エフフォーリア
前走では上がり3Fを33.4をマーク。ラストまで11秒ソコソコの瞬発力を披露していますが、本質的には瞬発力に偏ったタイプではなく、絶対能力の高さの違いが出ていたように感じられます。
○ キングストンボーイ
藤澤師期待の1頭。鞍上にルメールを配しているあたりにも評価の高さが窺えます。
特に前走では最後まで強烈なスピードを見せており、1戦毎に成長が窺えます。
▲ ディオスバリエンテ
キャリア1戦とまだどれほどの力を秘めているかが探りにくいものの潜在能力の高さに期待。
△ プラチナトレジャー
前走の5着で若干力量不足感を感じさせてはいますが、早い上がりが使えない馬場だったことを考慮すれば着差程の差はないと見ます。
人気のステラヴェローチェはここへの適性に対して疑問を感じるため、能力の高さは評価しつつも思い切って消します。
絶不調‼
新年を迎えてから大体、週に5レースくらいずつ馬券を購入しています。
実は…
全部外しています!
特段、大穴狙いをしているワケでもないですし、1番人気を買ったこともあります。
でもね、こんなことは『ある』もんなんですよ。
長年競馬をやっていればわかりますが、当たらない時はこんなもんなんですよ。
でも、こういう状態になると少なからず精神的にダメージを受けるものです。
多額の馬券購入をされている方などは特に大きな精神的ダメージを負うことになりますよね。
ここからは個人的な意見というか考え方の話なんで、別にソースなんてないですし、適当な感じで読んでもらえればいいかな、と思います。
必要なのは割り切りだと思っています。
まず1か月、20レース程度で全部外したからといってその予想方法が悪いなどと考えるのは客観的に見てあまりに早計です。
これが数百レース以上その予想方法でトライしていてあまりに結果が良くないのならば予想方法が誤っている可能性は少なくはないと思います。
実際に私自身が予想を行う上でサンプルが20しかないファクターであれば殆ど重視はしないだろうと思います。
場合によっては無視するかと思います。
それでも負けが続いていくと不安な気持ちになります。
余程、強い心を持っていたり、楽観的な人であれば不安にもならないのかもしれません。
私も然りです。
そういう時はなるべくその状況を客観視しようと考えています。
かつて年間の馬券回収率が100%前後を行ったり来たりしていた時期がありました。
とにかく毎週が不安との闘いだったのを覚えています。
大して大きな額は掛けていなかったにも関わらず、です。
客観視すれば別に大きく負けたりもしていなくてそんなに悲観する必要のない状況だったのに主観的になってしまうと10レース、20レース外れ続けるとどんどん追い込まれちゃうんですよね。
そうなるとどうしても予想のスタンスもブレてくるんですよ。
ついつい当てにいこうとして人気馬に流されてしまったり、逆に穴を狙ってしまったり、スタンスをずらしてしまったりしちゃいます。
予想のスタンスをより良いものにしていくという努力は必要ですが、一時的に当たらなかったという結果でそれを左右すべきではないと思いますね。
まあ、そんなことを言いつつも外れ続けると人間凹みます。
そこで下手にブレるくらいなら少し距離を置くのも手だと思います。
1日くらい買わなくたって大した影響などありませんから。
好きなことならきっと戻ってきます。
2020年産駒デビューの新種牡馬評価
ここでは2020年夏に初年度産駒をデビューさせた種牡馬達について触れていきます。
産駒の走りや自身のイメージなども含めた上で現時点での筆者の評価をダビスタ風に表してみました。
ドゥラメンテ
僅差ながらもフレッシュサイアーランキングトップを射止めたドゥラメンテ。
現時点で超大物は登場していませんが、次々に産駒が頭角を現しつつあり、G1レベルの大物が出てくるのは時間の問題化と思われます。
父 キングカメハメハ
距離適性 1800~2400m
ダート △
成長 普通
瞬発力 B
スピード持続力 B
持久力についてはまだ何とも言えないところはありますが、根本的には相応のスタミナはあってもいわゆるステイヤーではないと見ています。
父キングカメハメハは距離適性に於いては実に多彩なタイプを出していますが、同馬よりは中長距離タイプが多くなるように思います。また、馬場適性は父よりも芝向き。
瞬発力、スピードの持続性については父と似たような感じになると見ています。
3歳秋以降に強さを増してくるタイプが少なからず出てくるものと見ています。
モーリス
僅かな差でドゥラメンテにリーディングを譲ってしまったモーリスでしたが、自身は4歳になってから大きく力をつけた経緯もあり、2歳時からこれだけ走ってきたのはある意味誤算だったかもしれません。既に重賞勝ちも出しており、かなりの期待が掛けられます。
ロベルト系
距離適性 1400~2000m
ダート △
成長 普通遅
瞬発力 B
スピード持続力 B
自身はマイルで強烈な強さを示していましたが、産駒達は中距離でも十分に活躍してくるように感じられます。恐らく2000mを超える距離でも活躍する産駒は出てくると見ています。ダイワメジャーより少し長めの距離適性になるんじゃないかと。
ダートでは走る産駒も出るかもしれませんが、概ね芝向きかと。芝でも高速馬場よりは多少時計を要する馬場への適性があるように思われます。
瞬発力、持続力は共にBとしましたが、やや持続タイプ寄りであるように思います。
リオンディーズ
フレッシュサイアーランキングでは3位となったリオンディーズですが、半兄のエピファネイアが種牡馬として成功を収めつつあることもあり、同馬もまた更なる期待が掛かっています。
上記2頭と比較すると見劣り感は感じられますが、2歳G1を1つ勝っただけという実績からすれば十分に今後が期待できる走り出しとなっています。
父 キングカメハメハ
距離適性 1600~2000m
ダート 〇
成長 普通早
瞬発力 B
スピード持続力 B
恐らく主戦場となるのは芝マイル~中距離。この母系は掛かりやすい特徴が少なからずあり、そのあたりが前面に出ず、折り合いがつく産駒は2000m以上でも走ってくるか。ダートは〇としているものの決して得意ではないものと見ており、芝で結果を出す馬が主流派となるかと思われます。
瞬発力、持続力は概ね父キングカメハメハと似たような感じになると見ています。
仕上がりは遅くはないもののまるっきり早熟ではないと見ています。
ミッキーアイル
メイケイエールの登場で注目を集めたミッキーアイルですが、ランキングは4位となりました。少なからずメイケイエールの活躍に頼った印象はありますが、元々それほど大きな期待を受けていた種牡馬ではないだけに今後の動向にも注目です。
距離適性 1200~1600m
ダート △
成長 普通早
瞬発力 C
スピード持続力 B
自身は快速を武器にマイルG1を2勝しています。ここまでの産駒の走りを見る限りは前進気勢があり、スピードに任せた走りをする馬が多いように見られます。
基本的にはマイルくらいまでがベターでスプリンターも少なからず出てくるものと見ています。
ダートよりは芝向きでしょう。パワーは相応にあるので多少時計の掛かる馬場も問題なく、下級条件ではダートで走る馬も出ると思います。
瞬発力はそれほどない反面でスピードの持続性に於いては標準以上と見ています。
ぶっちゃけ1世代の種牡馬の中で、重賞勝ち馬などを出すなどしてリーディング上位で活躍を見せる種牡馬はせいぜい数頭。
リーディングトップ10に入ってくるような種牡馬は1、2頭しか出てこないものです。
この4頭は現時点でその最有力候補といっていいでしょう。
客観的に見て後々リーディング上位に残ってくるのはドゥラメンテとモーリスの2頭になってくるかと思います。
裏を返せばこの2頭は今後予想をしていく上に於いてもかなり重要な位置付けになってくるかと思います。
敵は何処に…
馬券というギャンブルに於いて『敵』とは何でしょう?
馬でしょうか?
騎手でしょうか?
調教師でしょうか?
私の見解ではありますが、馬券を買う上での『敵』とは馬券を買う他人であると思っています。
日本の競馬に於ける馬券というものは競馬主催者が発売していますが、そのオッズというものはパリミチュエル方式で決められています。
このパリミチュエル方式というのは馬券の総売上から主催者の取り分を除いた額を的中者へと払い戻すというもので、個々の馬券の売上に依ってオッズが形成されます。
具体的にはあるレースの単勝の馬券総売上が1億円あるとします。
JRAでは単勝は基本的に80%が払い戻しされることになっているため、8000万円が的中者に払い戻されます。
この馬の単勝売上が100万円だった場合は80倍のオッズとなり、2000万円の単勝売上であれば4倍のオッズとなります。
つまり、馬券の売れ方でオッズが変動します。
日本の公営ギャンブルは基本的にこの方式です。
尚、これに対してブックメーカーは馬券を売る側がオッズを設定しています。
この場合、『敵』はあくまでブックメーカーなのですが、パリミチュエル方式に於いては自分を含めたすべての馬券購入者によってオッズが形成されます。
この場合、如何にして過剰人気を避けるかが長期間馬券を買い続ける上での重要なポイントとなります。
ある程度、競馬をされている方ならば感じられたことがあるのではないかと思うのですが、『何でこの馬券がこんなに人気になっているんだ?』というケース。
これには必ず理由があります。
例えば、馬のオーナーなどが大金を投じたケース。
関係者の馬券購入は法律で禁じられていますが、馬主はその限りではありません。
データなどに裏付けされた『好走確率が高い』と見られるケースなどがあります。
ポイントは後者です。
下級条件などでは不自然な程に人気が偏るケースは少なくありません。
私自身、データを使用しての予想が基本スタイルとしてあるのですが、時に『狙った馬が明らかに過剰人気』と感じられるケースが少なからずあります。
ぶっちゃけ、似たようなアプローチで馬券を買った方がいたのでしょう。
もちろんその狙い馬が来ることもありますし、全然走らないこともあります。
それを続けた結果、設定されている払戻率を上回れば平均以上、下回れば平均以下といってもいいのかもしれませんね。
どんなアプローチであれ、結果的に儲かれば勝ちです。
ただし、忘れてはいけないのは競馬は基本的に娯楽です。
娯楽である以上は楽しんでナンボです。
娯楽ではなく、馬券を生活の糧としている馬券師であればそうはいきませんが(世の中には確実にこの領域に達し、長期的な収支をプラスに持って行っている猛者が存在します…が、多額の金額を掛けると己の買った馬券のオッズをも下げる側面もあるため、無限に儲けられるわけではありません)、大半の方には娯楽なのですから、楽しむってことを忘れてはいけないと思います。
そうした意味に於いては『敵』とは己自身であるとも言えますよね。
2021年 東海ステークス予想
申し訳ありません、更新が途絶えていました。
で、24日は中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(長いレース名なのでAJCCなどと略されることが多いですが、本来はこの名称ですね)、中京競馬場では東海ステークスと2つのG2レースが行われます。
ここではフェブラリーステークスに向けてのステップにも位置付けられる東海ステークスの予想を行っていきます。
昨年などは京都競馬場で行われているこの東海ステークスですが、元来はこの中京競馬場で行われていたレースですよね。
かつては東海ウィンターステークスとして行われていてダート2300mで行われる名物重賞でもありました。
開催時期も開催競馬場も変わってきたこのレースですが、近年はフェブラリーステークスへのステップレースとしてダート1800mで固定されています。
ただ、近年はローテーションが多様化してきており、翌週の根岸ステークス以外にも川崎記念、東京大賞典などをステップにするケースも多くなりましたし、チャンピオンズカップから直行する形もあります。
故に昔の『本番前に一叩き』的な意味合いはやや薄れてきていますね。
実績的にはG1馬インティが完全に頭一つ抜けている状況ですが、果たしてどうでしょうか?
では、予想です。
◎ インティ
正直に言って勢いに乗っていた一昨年の頃よりは若干落ちている印象もあるのですが、それでもこのメンバーであれば十分に実力は上。この条件では4戦2勝で敗れた2戦は共にチャンピオンズカップでの3着。
少なからず脆さはあるものの、まともに能力を発揮出来ればここはそうそう落とさないものと見ます。
○ アナザートゥルース
前走のチャンピオンズカップこそ大敗してしまいましたが、本来は安定して自分の力を発揮してくるタイプの馬。この相手ならば十分にやれるものと見ます。
7歳になりましたが現時点で衰えは感じられず、スムーズなレース運びが出来れば実力は上位と見ます。
印はここまで。
ぶっちゃけ、他馬についてはそれほど大きな差はないように感じられ、展開や体調などでどうにでもなる印象。
人気のインティに印を打っていることもあって、2頭だけに絞っています。
ただ、強いてもう1頭挙げるとするならオーヴェルニュを。
父同様、キャリアを重ねると共に徐々に力をつけてきている同馬を。