うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2019年 レパードステークス予想

今週の各地のメインレースは「ディープインパクト追悼競走」との冠が付けられ、各競馬場などでは献花台が設けられています。

個人的に願うのはディープインパクトの名を後世に残していく意味も含め、この馬の名をレース名に残すべきではないかと。

 

シンザン以降、重賞レースに馬の名が付けられたレースはなく、それは史上初めて無敗でクラシック三冠を制したシンボリルドルフですら例外ではありませんでした。

ただ、ディープインパクトに於いては種牡馬としても7年連続でリーディングサイアーにも輝いており、日本の競馬史に於いて最高の実績を残した馬と言っていいのではないかと思います。

 

ここまでの功績を残すような馬など数十年に1頭出るかどうかですし、何とか検討してもらえませんか、JRAさん?

 

おっと、本題から随分と外れてしまいましたが、日曜日の新潟メイン、レパードステークスの予想を行っていきます。

 

3歳限定のダート重賞はJRAにはユニコーンステークスとこのレパードステークスの2レースだけとなっています。

 

故に力のある3歳馬が集い、後々にG1級のレースで活躍する馬が出ていることも少なくなく、レベルはかなり高くなる傾向がありますね。

 

で、レパードステークスですがオッズを見る限りなかなかの混戦模様。

現時点のオッズ(3日19:51時点)で、紅一点のアッシェンプッテルが4.2倍で1番人気ですが、僅差でデルマルーヴルが4.8倍、サトノギャロスが5.2倍、ヴァイトブリックが6.3倍と続いています。

この中から怪物クリソベリルを、更にはルヴァンスレーヴをも脅かす存在は現れるのでしょうか。

 

この舞台となる新潟ダート1800mは若干先行優位のコースではあり、昨年もグリムがしぶとい走りでここを制しています。

何が何でも逃げる!というタイプは見当たらないように思えますが、ある程度前には行きたい、という馬は多数見られるだけにここは展開も鍵を握ってきそうです。

 

では予想へ行ってみましょう。

 

レパードステークス 予想

◎ ビルジキール

〇 サトノギャロス

▲ デルマルーブル

△ ハヤヤッコ

 

◎ ビルジキール

それほど人気はありませんが、2勝クラスをレコード勝ち、3勝クラスでも強い内容を示していました。キングヘイローの産駒はこの条件では好結果を残しており、単なる福島巧者でなく、前走を超える強さを見せる可能性も十分と見ました。

大外枠だけに乗り方がカギとなってきそうです。

 

〇 サトノギャロス

ここまで4戦3勝と全く底を見せない走りを見せている同馬ですが、これまで1400mまでしか経験がないのがポイントになりそうです。スピードタイプのヘニーヒューズの産駒ですが意外にもこのコースでは好成績を残しています。

母シャラポアは2200m以上の距離で好走実績もありますし、ここはチャンスありと見ます。

 

▲ デルマルーヴル

実績ではナンバー1のこの馬ですが、評価としては可もなく不可もなく、といったところです。ただ、UAEダービー以来となった前走のジャパンダートダービーではクリソベリル以外には競り勝っています。調教では非常に良い動きを見せており、鞍上もこのコースを得意とする吉田隼人騎手への乗り替わりはマイナスではないと見ます。

 

△ ハヤヤッコ

お馴染みシラユキヒメに始まる白毛一族で、過剰人気が気になっていましたが、過去の白毛馬の成績を見てみると案外そこまで過剰人気にもなっていない様子。

シラユキヒメのお陰で随分と白毛の馬も多くなりましたし、かつてのようなレア感はないのかもしれませんね。

で、この馬の実力ですがゴルトマイスター相手に楽勝しているなどしており、前走の敗戦だけで見限るのは早計かと。乗り替わりも良いように感じます。