うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2020年 桜花賞予想

ここのところ、この予想記事に於いても毎回、毎回、コロナ騒動について触れているワケですが、12日の桜花賞は「今のところ」開催が予定されています。

 

9日時点で、JRAの職員に4名のコロナウイルス感染者が確認されています。

JRAからは更に対策を強化した上での開催続行の判断が下され、今週も開催する方向となっています。

 

正に綱渡りとも言える状況が続いていますが、状況は悪化し続けていると言わざるを得ず、最早いつ開催が中止されても可笑しくないと言って良い事でしょう。

 

 

もううんざり!と、言う方も少なからずいらっしゃるでしょうが、命には代えられません。開き直って、この状況に耐えていくしかないでしょう。

仮に一時的に競馬が出来なくなっても、生活が苦しくなっても死ぬよりマシです。

永遠にこの状況ではないと、信じて個々に出来る事をやっていくしかないでしょうね。

 

さて桜花賞ですが、改修前はトリッキーさを持ったコースであっただけに思わぬ伏兵馬の台頭も少なくないレースでしたが、改修後からは後に牡馬相手のG1でも通用するような大物の活躍が多くなり、この10年でも桜花賞の勝ち馬からグランアレグリア、アーモンドアイ、レッツゴードンキハープスタージェンティルドンナアパパネがその後も輝かしい活躍を見せているように、強い馬が成績を残すレースと変貌しています。

 

今年の出走予定馬18頭の中にもこうした大物は潜んでいるのでしょうか。

 

 

では、予想へと行きましょう。

 

桜花賞 予想

◎ レシステンシア

○ デアリングタクト

▲ マジックキャッスル

△ クラヴァシュドール

△ サンクテュエール

 

◎にはレシステンシアを。

大外を引いてしまったのは決して歓迎材料ではないのですが、自分の競馬が出来さえすれば、簡単には止まらないと見ます。前走のチューリップ賞ではスローに落としての競馬を試みましたが、斬れ負けした形で3着に敗れてしまいましたが、これでペースを落としての逃げは向いていないと判断することが出来たのではないかと思われます。

阪神ジュベナイルフィリーズの様に前半の800mを46秒を切るくらいのペースで上手く逃げることが出来れば容易には止まらないと見ています。

追い切りでも凄まじい時計を出しているように状態は上向いていると判断します。

○にデアリングタクトを。

僅か2戦のキャリアではありますが、前走のエルフィンステークスでは前が止まりやすいペースだったとは言え、凄まじい末脚で前を一掃して見せました。ただ、こうした派手な勝ち方は過剰に人気を集めやすいことも事実ですし、少ないキャリアは時に脆さを現します。父のエピファネイア自身がそうだったように一瞬の斬れを爆発させる、というよりはバテずに長く脚を使えるタイプであると見ています。極端なスローであれば厳しいと思いますが、今回はある程度前も流れるものと思われるため、○評価とします。

▲にしたのはマジックキャッスル。

桜花賞で無類の強さを見せる事でも知られるディープインパクト産駒。2着が続いており、派手さがない分、人気はそれほど集中しないと見ていますが、走る毎にパフォーマンスを向上させていますし、母も桜花賞で結果を残しているソーマジック。コースに対する適性は十分にあるものと見ています。

△には2頭。

まず、クラヴァシュドール。

こちらも勝ちきれないまでも3戦続けて重賞で力の一端を見せています。斬れ勝負には不安がある一方で、スピードの持続性には優れている印象です。極度のスローが想定しにくい状況であることから平均的なペースとなれば十分勝負になるだけの能力はあるものと見ています。

もう1頭はサンクテュエールを。

こちらもディープインパクト産駒ですね。

3戦とも能力を見せる走りですが、その一方で突き抜けた強さは感じられませんでした。ただ、偶数内枠を引いただけにスムーズに好位を追走出来そうなのは優位となりそうです。

 

リアアメリアですが、ここでは消しとしました。

デビュー戦のインパクトはあまりに強烈なものでしたが、その後の2戦はそれほど強烈なパフォーマンスではなかったように思われます。溜めて斬れるタイプでもあり、なし崩しに脚を使わされる展開ではそれほど奥は深くはないように感じます。

 

印を打った各馬の名を見てもわかりますが、ここは比較的人気処を抑えています。

印を打たなかった馬ではマルターズディオサ、ミヤマザクラを順当に上位評価としています。

 

 

と、ここで締めようかとも思いましたが、高齢のパターンとなりつつあるのでちょっと話題を変えて。

今週は土曜日にニュージーランドトロフィー阪神牝馬ステークスが行われます。

この両レース共に予想を公開しようと思いますので、こちらもお付き合いくださると幸いです。