うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

2020年 ヴィクトリアマイル予想

無観客開催が続く中で高松宮記念から始まった春のG1シリーズも既に折り返し地点を過ぎ、今週はヴィクトリアマイルが行われます。

 

何度も言っててしつこいとは思いますが、よくぞここまで耐えきった!と関係者の方々の数々の努力に敬意と称賛を示したいと思います。

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で、ヴィクトリアマイル

 昨年はアエロリットが猛ペースで逃げ、もしや粘り込んでしまうのかと思わせたところでノームコアが見事に差し切り、1:30.5の超高速決着となりました。

昨年同開催の東京競馬場はかなりの高速馬場になっており、前日の京王杯スプリングカップもレコードが記録される程だったのですが、それに加えてアエロリットが積極的に引っ張ったことでこの猛時計となっています。

 

今年の注目は当然アーモンドアイの参戦となります。

前売りのオッズでも他の追随を全く許さない圧倒的1番人気となっています。

他にもラヴズオンリーユー、ダノンファンタジー、ノームコアとG1馬も出走するのですが、流石に相手が「アーモンドアイ」では止む無し…でしょうか。

 

土曜日の東京競馬場では日中、少なくはない降水もあり馬場は稍重まで悪化しています。

…が、土曜メインの京王杯スプリングカップではスローペースにも関わらず勝ちタイムは1:20を切ってきていますし、出走全馬が上がり33.5以内で走破しているように稍重とは思えない程にスピードが出る馬場となっていました。

日曜日の東京競馬場は天候も回復し、気温も上昇する予報が出ているだけに馬場の回復はほぼ確実と言える状況。

と、なるとかなりの高速馬場となる公算が高いですね。

ペース次第では昨年を超えるタイムが記録される可能性すらあると思われます。

 

では、予想へと行ってみましょう。

 

ヴィクトリアマイル 予想

◎ アーモンドアイ

〇 ビーチサンバ

▲ メジェールスー

△ サウンドキアラ

△ ノームコア

 

◎はアーモンドアイ。

はっきり言ってここではモノが違うかと。

ドバイ遠征(出走せず帰国)から戻り、しっかり追い切られたのが少ない状況ではありますが、あえて安田記念ではなくヴィクトリアマイルを選択したということは十分に戦えるだけの仕上がりであると判断されているものと思われます。ここは他馬との力関係云々というよりは如何にスムーズなレースが出来るか否かだと見ます。普通に中団に位置出来れば崩れることはほぼないと見ています。

断然人気ではありますが、ここは外すことは出来ないと見て◎とします。

〇にはビーチサンバを。

大崩れすることなくコンスタントに走っている同馬ですが、府中のマイルは本質的に向いているものと思います。Bコースに替わって内有利な状態の中で内枠を引けたのを上手く生かすことが出来ればそれほど人気はありませんが、上位争いを出来る力は持っていると思います。

▲に人気薄のメジェールスーを。

京王杯スプリングカップでダノンスマッシュが逃げてまんまと押し切っていますが、この馬場はペースが落ち着けばスプリンターでも難なく押し切れることを示しています。

前走は着順程大きく離されたワケでもないですし、母はこのレースの覇者でもあり、ここへの適性は決して低くはないと見ています。

△はサウンドキアラとノームコアを。

勢いに乗るサウンドキアラは大外枠を引いてしまいました。ただ、一貫してレベルの高い走りは見せていますし、ある程度前に行ける脚質は少なからずプラスでしょう。ただ、この数走は東京マイルとはやや違った資質を求められるレースだったと見ており、あくまで抑えまでとします。

ノームコアは腐っても昨年の覇者。適性の高さについては実証済みと言えるでしょう。

クロフネの血を引いているためかスピードの持続性が高く、富士ステークスでも勝っているように東京マイルは向いているでしょう。

 

評価が分かれるラヴズオンリーユーですが、ここでは消すことにしました。

矢作師からはっきり絶好調時の出来にないことも示唆されていますし、人気も集める以上は美味しくないと判断しました。

昨年2着のプリモシーンですが、△候補にはしていました。

東京芝マイルでは実績を残しているように適性はありますし、如何に上手く流れに乗せるか次第で十分勝負にはなるように思います。