2020年 小倉記念予想
例年、夏の小倉開催は猛暑の影響も少なからずあり、芝馬場の高速化が見られます。
土曜日の開催では小倉記念と同じ芝2000mで行われた2勝クラスのレースで1:57.8が計時されています。
タイムだけ見ればG1で記録されるような水準の時計が2勝クラスの馬がマークしてくるわけですから、当然ながらG3の馬達ともなればこれを凌駕する走りを見せると思われます。
因みにコースレコードは一昨年にトリオンフがマークした1:56.9。
ある程度ペースが流れるようならこのくらいの勝ち時計は十分に出ると思われます。
15日21:31時点でのオッズでは大外枠を引いた牝馬ランブリングアレーが2.9倍で1番人気となっています。
半年くらい前まで1勝クラスにいた同馬ですが、一気に勝ち上がってきての参戦。
オープンでの実績が3歳春までしかないこともあり、ハンデは53キロとなっています。
意外?にも菊花賞2着の実績を誇るサトノルークスは現在2番人気。
それほど粒が揃っていたとは言えない鳴尾記念で1秒差で敗れたことで十分に戦える出来にはないと見ている方も多いのかもしれませんね。
前走マーメイドステークスを制したサマーセントが3番人気。
前走で重賞勝ちしているにも関わらずハンデは52キロ。
前走が50キロの軽斤量だったためですが、これがどう出るのか。
では、予想へ行ってみます。
小倉記念 予想
◎ サトノルークス
○ サマーセント
▲ レイホーロマンス
△ サトノガーネット
◎には実績最上位のサトノルークス。
前走は後方からソロっと脚を使った程度で1秒差の8着。まだ十分に仕上がってきていない印象を残しましたが、そこから2か月じっくり間隔を空けてここへ向かってきました。昨年の菊花賞時以上に乗り込んではきており、出来は悪くないものと見ます。
同コースで抜群の実績を誇る川田騎手とのコンビで好勝負になるものと見ます。
○にはサマーセントを。
前走マーメイドステークスの激走でオープン入りした同馬ですが、それまでも3勝クラスで上位争いは見せており、確実に力を付けつつあります。調教でも以前より動いており、52キロのハンデならここでも好勝負は可能と見ます。
▲にレイホーロマンス。
相手の薄いハンデ中距離戦を狙って出走を重ねる同馬ですが、勝ち負けになっていないため51キロの斤量で出走出来ています。能力的にはこのハンデならば十分にオープン~G3あたりで上位に食い込めることは証明されています。ミスディレクションのペース次第でチャンスはありと見ます。
小倉競馬場の芝コースはローカル競馬場だけに直線の短い、いわゆる小回りのコースなので、一見すると前に行く馬が有利になりやすい印象もあるのですが、同競馬場はスパイラルコーナーを採用していることもあり、結構マクりも通用するんですよね。
一瞬の斬れで勝負するタイプよりはある程度長く脚を使えるタイプに妙味があるように思います。