２０２０年 札幌記念予想

札幌在住の競馬ファンにしてみれば１年に１度のビッグイベントとも言っても過言ではないのが札幌記念。

関東や関西の競馬ファンの方にしてみれば、たかがＧ２に何をそんなに楽しみにしているんだと思われるかもしれませんが、いわゆるローカル開催でＧ２以上のレースというのは中京競馬場で行われている高松宮記念、金鯱賞とこの札幌記念だけとなります。

関東より北の地域に於いてはこの札幌記念しかないわけです。

私自身も基本的に週末は仕事をしていることが多いものの、何とか都合をつけて何度となく札幌記念には脚を運んだものです。

…ですが、今年はそうもいきませんね。

連日の各種報道で皆さんも既にウンザリされているやもしれないのですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響のため、殆どの競馬場では今でも無観客開催が継続されており、札幌競馬場も例外ではありません。

現地で観戦できないのは残念ではありますが、今は仕方ないですね。

で、札幌記念ですが今年はやや寂しい顔触れとなっています。

年によってはＧ１に近い水準のメンバーが揃うこともあるのですが、今年は牝馬ながらに大阪杯を制してみせたラッキーライラック以外は牡馬Ｇ１で勝ち負けするにはちょっと物足りないと言わざるを得ないメンバーとなっており、netkeibaの予想オッズでも同馬が単勝１倍台の圧倒的な評価を得ています。

ラッキーライラックにしてみれば勝って当然と言っても過言ではない相手関係ではありますが、果たして…。

尚、札幌の天候ですが、ここのところは晴天が多くなっており、まとまった降水はありません。良好な馬場状態で開催されるものと思われます。

この夏は３０℃を超える日は数えるくらいしかなく、早くから北海道入りしている馬は暑さでのダメージも大きくはないかもしれませんね。

では、予想です。

札幌記念　予想

◎　ラッキーライラック

○　ブラックホール

▲　ノームコア

△　トーセンスーリヤ

まあ、まともに走れば◎ラッキーライラックが馬券を外すことは殆どないのではないかと見ています。好位で折り合いが付けられれば問題はないかと思います。

鞍上のデムーロもこれが４戦目で、馬の癖や特徴もだいぶ把握しているものと思います。１２頭と比較的少頭数ですから馬群に閉じ込められる可能性もそう高くはありませんし、ここは無難に◎で良いと見ました。

○には３歳馬ブラックホールを。

本質的には長めの距離に適性が感じられますが、瞬発力に不安がある馬だけに時計の掛かりやすい札幌の芝コースは悪くはないものと見ています。そもそも皐月賞にしてもダービーにしてもちょっと舐められ過ぎの印象です。ダービーにしても３着馬とはあまり差はなかったことも踏まえれば３キロの斤量差もありますし、チャンスは十分にあると見ます。

▲に牝馬ノームコアを。

距離がカギになるやもしれませんが、札幌の芝馬場には適性は持っているものと見ています。内枠を上手く生かして好位で競馬できれば逆転まで十分にあるものと見ます。

△にトーセンスーリヤを。

この馬も一瞬の斬れでは見劣るだけに積極的に出る可能性は高いと思われます。

明らかに以前より力もつけてきており、コンビを組み続ける横山和騎手が上手くペースメイク出来れば好勝負は可能と見ます。

アドマイヤジャスタの函館記念は見事な走りでしたが、３キロの斤量増、前走の相手関係を考えればあまり高い評価は難しいものと見ています。

ここでは外すことにします。