うまコラ

競馬歴28年の筆者が綴る競馬コラム

台風10号襲来!

大きな勢力を持つ台風10号が日本列島へと向かってきています。

各地で大きな被害が出ることが心配されています。

 

ここは競馬ブログですから、ここでは各競馬場に与える影響について触れていきましょう。

 

まず現在最も台風に近い小倉競馬場。

 

既に所により雨は降り出している模様で、風雨のピークは15日になりそうな見込みとなっており、明日の日中には100ミリを超える雨量が予想されています。

雨量に関しては3場でも最も多い予報が出されています。

16日午前中に雨は上がる見込みとなっており、開催当日の17日、18日には晴れて気温も上がる見通しです。

ただ、雨は上がるでしょうが、16日午前中までにかなりの雨量が予想されているだけに天気予報通りに100ミリを大きく超える雨量があれば、当日までに良馬場までに回復させるの非常に難しいものと思われます。

尚、台風による強風は開催当日には落ち着いており、風がレースに与える影響はほぼないものと見て良さそうです。

金曜にJRAより発表される馬場状態、含水率には注目しておきたいところです。

 

 

続いては新潟競馬場。

新潟では16日が降水のピークになるとの予想がなされていますが、その量はそれほど多くはならないと予想されており、10ミリ程度の降水になるとの予報が出されています。

強風が吹く予報が出てはいるのですが、これも17日には概ね落ち着いてくると見られており、競馬に与える影響はそれほど大きくはないと思われます。

17日については多少馬場が渋る場面はあるかもしれませんが、18日については芝、ダート共に良馬場での開催が濃厚となっています。

ただ、台風による風雨以上に警戒したいのはその気温。

新潟は延々と35℃程度の高温状態が続いており、それは台風の前後でも変わりません。

美浦、栗東も暑い日が続いているだけに馬場状態以上に各馬の体調に気を配りたいところですね。

 

最も怪しい状況なのが3場でも最後に台風の影響を受けるであろう札幌競馬場。

雨が降り出すのは16日と見られており、17日午前中まで降水があると予想されており、総雨量は100ミリ程度になる可能性も十分にあります。

現時点で台風の進路予想円のほぼ中心に札幌市が位置しており、札幌に来る頃には勢力を落としてきて温帯低気圧になるものと予想されてはいますが、タイミング的に17日は開催そのものの有無の心配さえ出てきています。

札幌は元々、日本の中でも降水の少ない地域でもあり、加えて夏季の降水が少ない傾向があることから他の地域と比較して、それほど高い排水能力を求められないという事情があります。

そのあたりも踏まえると17日の開催での馬場回復はほぼ望めない状況となる可能性が高いものとなっています。

恐らく18日の開催に於いても完全に回復するのは望みにくい状況です。

また、17日午前までは雨だけでなく強風も吹く可能性が強くなっており、非常にタフな状況での開催が予想されます。

 

 

ただ、どの競馬場に於いても多少なりとも影響が出ることは予想されるだけにJRAより発表される馬場状態と含水率の推移については注視しておいて損はないかと思われますね。

 

 

余談ですが札幌競馬場については18日に豪華メンバーで行われる札幌記念があり、当日はゲストで松坂桃李氏の来場イベントがあり、非常に多くの入場があることが予想されているだけに是が非でも良い状況でこのレースを開催させたい!と、いうのが競馬場側の本音かと思います。